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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 3 宿と魔力とサイコロ賭博
62/350

#62

「何だ、テメー関係ねえだろ」

 いきなりクソデブ呼ばわりされた中年男は老人に背を向けて、テツヤに視線をロックオン。

「関係はねえけど、賭場でジタバタするのは見苦しいッスよ」

「ンだとコラァ!?」

 賭場でのマナーについてはアニキにかなりしつけられたせいで、できてない客にはつい厳しくなっちゃう。

「このジジイがイカサマしやがったんだよ」

「証拠はあるんスか?」

 テツヤの問いに、中年は「ぐ」って黙る。勢いだけで言ったのは明らか。

「別にジジイの味方するつもりはねえけど、イカサマを見抜くのも技量のうちッス。見抜けねえヤツにゴチャゴチャ文句言う資格はねえッス」

 テツヤの言葉に、中年は「ぐぬぬ」ってうなりながら殺気にまみれた視線を向ける。

「そこまで言うんだったら、テメーが勝負しろよ」

「いや、オイラ金持ってないッスから」

「だったらテメーの目玉賭けろや」

 そう言って、中年はアイスピックを取り出す。こいつやべーヤツだ。

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