表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 3 宿と魔力とサイコロ賭博
56/350

#56

「とにかく、ワタクシが戻るまで、絶対に宿から出ないでくださいね? 絶対ですよ、フリではありませんよ?」

「だったらその、露骨にフリみたいな言い方やめてほしいッス」

「では行って参ります」

 テツヤの指摘を鮮やかにスルーして、ハギは窓から外へ飛び立つ。

 そして部屋に残されたテツヤは1人。

「……」

 することがない。

 部屋に何かの本は置いてあるけど、テツヤに本を読む習慣なんてないし、そもそもこの世界の文字が読めない。

 テレビもラジオもないし、窓から外の景色を見てたって観光地でもないんだし、10分もしないうちにすぐ飽きる。

「……別に、部屋から出るなとは言われてないッスよね? 宿の中にいたらいいんスもんね?」

 誰も聞いてないのにそう言いわけすると、テツヤはこっそり部屋を出た。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ