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明らかに挙動の不審な従業員が部屋を出てから、食事をとりながらもハギの講釈は続く。
「さっきの続きですけど、ここが結構いい宿だから、客の寝ている間にこっそり入ろうなんて気を遣ってくれたんですわ。もっと程度の低い宿なら、客が寝ていようが起きていようが、手斧でドアをぶち破って皆殺しにするだけですもの」
「メチャクチャすぎるッス!」
「ここはそういう町なんですの」
そう言われちゃうと、テツヤも反論のしようがナッシング。
「ですから、どんな時でも絶対に油断なさらないでください。少しでも隙を見せたら食らいついてくる、野良犬のような輩しかこの町にはいませんから」
「は、はあ」
パンを片手に熱弁するハギに、フォークを持ったまま若干引き気味のテツヤ。
どんな食事風景だ。




