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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 21 町と戦火とオールスター
340/350

#340

 クリーズを燃やしたハギのところへ、ガレットとブリュレが駆けつける。

「大丈夫だったか」

「あんな雑魚なんか余裕でしてよ。それより貴方どもはいかがでしたの?」

 ハギに問われて、ガレットは暗い顔でうなずく。

「ああ、きっちり引導を渡してきた」

 ゾンビはたくさん出てきたら厄介な相手だけど、ペリン1人だけゾンビにしても大して怖くはない。心理的には戦いにくいかもしれないけど。

 そこへネリキリたちも合流して、ほぼ全員揃った状態。

「あとはテツヤだけだな」

 当のテツヤは、まだラスクとの決着がついてない。

「ギモーヴがいないぞ」

 辺りを見回して、ネリキリがつぶやいた。

「どうせどこかへ逃げたのでしょう。あいつ1人では何もできやしませんわ」

「でも、王都から援軍を呼ばれたら」

 ユベシたちも心配するけど、ハギは余裕ぶっこいたまま。

「雑魚が何百人集まっても怖くはありませんわ。もうこのロボトムはクリーズはもちろん、王都の支配も受けない自治都市なのでしてよ!」

「自治都市!」

 その響きは住民たちの心にクリティカルヒット。

「オレたちは自由だー!」

 燃え盛る警察署を前にテンション上がりまくりの一同。組織同士の対立から、1歩先のステージへ進んだ瞬間だった。

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