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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 1 森とオークと異世界転移
23/350

#23

 自分が生き残ることを想定しないヤツは、どんな無茶でもするからタチが悪い。

 オークたちに向かって突進してる今のテツヤは、まさにその状態。ある意味、干柿のいた店へカチコんだ時よりも鉄砲玉として完成されてる。

「死ねやー!」

「何だ何だ」

「こっち来るぞ」

 テツヤが近づくにつれて、オークたちの間に動揺が広がる。

 顔面血まみれの男が、よくわからん奇声を発しながらドス(ショートソード)を振り回して向かってきたら、そりゃたいていのヤツはビビる。

 さっきまであんなにナメてたのに、今はすっかりテツヤの勢いに呑まれた状態。

「なんかヤベーのが来たぞ」

「逃げろ逃げろ」

 散り散りになって逃げ去るオークたち。

 去り際にはちゃんと「覚えてろよ」なんて捨てゼリフも忘れない。

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