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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 8 賭場と火薬と三つ巴
145/350

#145

「ネリキリ、助かったッス! 逃げたと思ってたけど違ったんスね!」

「貴方にしては上出来ですわ。てっきり逃げたと思いましたが」

「まったくだ。逃げたと思ったけど」

「オマエらワシを何だと思ってるんだ!」

 テツヤたちから口々に褒められてるんだか悪口なんだか判別しづらい言葉をかけられて、困惑するネリキリ。

 普段は戦闘要員としてカウントされてないから、たまに役に立つとむしろ驚かれる。

「くそっ、全部濡れてやがる」

 カヌレは別のマッチに火をつけようとするけど、全部濡れてて使いものにならない。

 そこへ警官たちが駆けこんで、大勢で寄ってたかってカヌレを取り押さえる。

「離しやがれチキショー」

 連行されるカヌレを見送りながら、つぶやくクリーズ。

「何日かすれば、ペリンが保釈金を持ってくる。それまでは留置所に転がしとけ」

「それただの誘拐ッス」

 テツヤのツッコミに、クリーズがニヤリ。

「面白いこと言うじゃねえか」

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