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虐められていた最強高校生  作者: んれる
警察の腐敗

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街に写真

「それでは、向かおうと思います。」


「うん、行ってらっしゃい。」


それだけの短い会話


それを済ませて、義昭達は一三二と別れた。


「そういえば、義昭くん達に書紀くんの居場所聞くの忘れてたなー。・・・まぁいいか」


という一三二の独り言も聞こえないほど四人は遠くなっていった。


駅に着いた時、義昭以外の三人はある違和感を感じていた。


「林ちゃんと氷菜ちゃん分かる?」


楓羅の問いかけに林と氷菜は頷いた。


急な発言に義昭は、どうしたのと問いかける。


「何か、私たちを見る周りの目がおかしいというか。」


「そうなの?僕はいつも通りすぎて分からないや。」


楓羅がそう答えるが、いつも浴びている義昭には感じることが出来ない。


電車には乗れたが、乗車後もその視線は変わらずひそひそ話までされる始末だった。


四駅すぎた少し都会の街で降りた四人は、自分たちが感じた視線の答えを知る。


「な、何これ?」


経験のない氷菜と楓羅が困惑し、義昭と林は何も感じない。


大きく分けてふたつの感情が、この場に入り乱れていた。


まるで小学生が書いたような大きな字で


指名手配!!


と書かれた紙がそこかしこにあり、四人の顔写真が写っていた。


その写真はいつ撮られたのか分からないほど近距離で撮られており、ここまで近いなら気付くであろうはずの距離でもあった。


「一体誰が」


と、楓羅がこぼした瞬間


「いたぞ!あいつらだ!」


巡回していた警察官に見つかり、四人は考えるのを後回しにし逃げる事にした。


どうにか裏路地で警察を振り切った四人は、今後の動向について話し合った。


その最中


「人目がある以上は、僕たちは迂闊に動けないね。」


義昭が喋っている時にパシャリ


「食料とか無いと、今後キツいし補給したいな。」


林が話すとパシャリ


「完全に人目がない時となると深夜だけどお店も開いてないし」


氷菜が悩んでいるとパシャリ


「まぁ、私達ってぶっちゃけ犯罪者だし、今更法を守っても仕方ないんじゃない?」


楓羅が提案しているとパシャリ


その後も、誰かが口を開く度にカメラのシャッター音が鳴っていき


楓羅を始め、他の三人もいい加減鬱陶しくなっていた。


その時、義昭はある方向に槍を向けた。


彼らがいた裏路地には街路樹のように気が植えられており、その木の先を進んでいくと裏路地から出られるという仕組みになっている。


その木の中で真ん中に位置していた一本に義昭は攻撃を行った。


すると、


「うわ!ちょっと待っ」


という言葉と共に、カメラを持った一人の女性がおしりから地面に激突した。


痛ーいと擦りながら、立ち上がった女性の前にはジト目の女性陣と不思議そうな顔をしている義昭がおり、居心地は悪そうだった。


乾いた笑いしか出来なくなった女性を、全員で取り囲んで


「では、名前と職業と何をしてたかお聞きしますね。」


と、義昭を筆頭に事情聴取が始まった。


完全に萎縮した女性は、小さい声で


史池(ふみち)栄子(えいこ)です。雑誌のカメラマンをしてます。」


と話し始めた。


「指名手配の写真も撮る雑誌のカメラマンって珍しいですね。」


と、氷菜が距離を近くして質問をぶつける。


栄子のかく汗がさらに多くなった。


やがて、隠せないと感じたのか


「ホントは、新聞社のなんでもござれなカメラマンでございます。」


と、またもや小さな声で白状した。


義昭以外の詰める声が、どんどん近付いて行く。


何をしていたのかといった事から、目的まで聞いた所で


「ここで聞いてもどうにも出来ないからとりあえず連れて考えようよ。」


という義昭の提案で、三人は質問攻めをやめて栄子の両手を掴んで立ち上がった。


為す術もなく、何故か氷菜が持っていた首輪に繋がれて栄子も同行する事になった。

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