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好奇心 成す

初投稿者です。少し失敗してるところもあるかもしれませんが、

楽しく読んでいただけたら幸いです。

「ゴ、ゴゴゴゴゴ」大きな地鳴りとともに、大気を揺るがすような揺れが起こった。

 辺りでは、多量の旋風が巻き上がっていた。

「どうな・・って・い・・・るん・・だ・・・・」

   

   さかのぼること2時間前


僕こと霧ヶ峰簫也きりがみねしょうや は目の前の問題と格闘している真っ最中だ。

「ふぁ~~~」

今日は試験日だ、皆勉強に励んでいる。だが、そんな中

      (誰だっけ)

一人の男が学校を出ようとしている。

      (出雲璃邏いずもあきら だ!何の気だ?)

簫也は、気弱だったが好奇心だけは以上に高かった。

そして彼を追いかけようとしたが、

今日は試験日だ、出てくわけにはいかない。なので彼に発信機をつけておいた。


   キーンコーンカーンコン


チャイムの音とともに教室を出て行った。

ありがたいことに教室が1階だったのですぐに学校から出られた。

発信機は南南東を指している。試験前から動いていなかった。

簫也しょうや の興味はさらに増していった。

さあ目指すは南南東。

そのころ絶対に交わることのない向こうの世界とこちらの世界が、

交わり始めていた。


学校を出てすぐに、南南東を指して走り出した。

それが・・発信機の指す場所がどこなのかすぐにわかった。

      (裏山だ・・・)

裏山といえば最近手が付けられていなく、霊が出ると言われている、

いわば心霊スポットである。

そんな所で何をしているのだろう。

彼にとっては恐怖の場所だったが、そんなこと・・・今はそんなこと関係ない・・・。

      (気になる・・・)

その一心で走り続けた。


例の裏山につくとすぐに彼を見つけることができた。

彼の隣には、見た感じ十二歳ぐらいの少女がいた。

      (もうすこし近くに・・・)

簫也しょうや は、会話の内容が聞きたかった。

      (もうちょっと、あと五十メートル、ここが限界・・・)

「向こうに・・・は・・・十分・・・」

「こんな・・陣で本当に向こ・・・・まで・・・・だろう・」

「ああ・・・十分・」

      (なるほど、オタ話か)

二人が話していたのはいわゆるオタクな話だった。

      (なんだくだらない、帰ろう)

と、突然

少女が今までとはうって変わって耳を塞ぎたくなるような大きな声で

”the グランド クロス チューニング”

聞いたことがない呪文のようなものを発した。

発した少女の声が木々の隙間を通り

木々が身震いをするように揺れていた。

簫也も嫌な予感がしていた。

簫也の位置からは見えていなかった。彼らの足元にあった

魔法陣が・・


そして今・・・

「こ、ここは・・どこだ・・・」



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