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憧れだけじゃ終われない

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

感想を戴いて常々思うこと。


羨ましい。でも憧れだけで終わらせません。

「ねぇねぇ、今日帰る時に、赤ずきんちゃん見たいな可愛いロリータちゃん見掛けたの」

帰って来て、人を駄目にするソファに横になりながら、本日の他愛のない話をするのが彼女の日課だった。何も無い時は何も話さないし、気になった事があったらこうして口を開く。

どうやら本日のハイライトは『赤ずきんのような女の子』の様で嬉々として話をしてくる。

「でも私には似合わないから、憧れだけに押し止めておくよ」

彼女は嫉妬するでもなく、羨望でもなく、ただ可愛い物を愛でる瞳で瞼を閉ざした。

「良いのか? 憧れだけで」

こう見えて結構努力家な所がある。目標を見付けると、寡黙に黙々と報酬を取りに掛かる。だから……その服に見合うだけの努力は平気でしそうなものだが。

「うん。良いの。可愛い服来ても大鏡無いと全身見れないし、第一想像付かないから。可愛い服を着た人を見るので満足なの」

そう言って、幸せそうにナッツを頬張った。あどけない栗鼠の様だった。

それが一変したのは彼女がスマホを覗いた時だった。冷ややかで、鋭利な瞳。先程までの幸せそうな顔は何処へやら。武者の瞳で前を睨めつける。

「物を書く人って、総じて文章綺麗だし、可愛いし、上手いんだよね。すぐ分かるよ。この人は物書きだって」

そう言って、親指の爪に歯を立てた。嫉妬と羨望。そして渇望が混じった顔で彼女は静かに闘志を燃やす。焔を掲げる。あぁ、今目標を見つけたのだ。超えるべき壁と対峙しているのだ。

「多分意識してないで書くんだろうけど、詩的で素敵なの。……羨ましいな」

「目標を見つけたのか。憧れだけじゃ終われないものを」

どんなに隠して居ても、人の癖がそうそう隠せない様に、実力もふとした時に垣間見える。そして……格の違いを見せ付ける。今はそれを浴びたのかも知れない。

「そう。こればっかりは。私も物書きだから、息をする様にこうなりたい」

そうボヤいた後、黙って近くにあったバナナチップを頬張った。噛み砕く音で火蓋を切られた。ならばあとは形振り構わず進むしか無いのだ。

「……頑張ろう……」

文字を打つ音だけが永遠と部屋に響き始める。超えるべき壁を追い越す為。

本日のハイライト。

ロリータちゃんを見掛ける事が増えました。

ワァ───ヽ(*゜∀゜*)ノ───イ

皆様とっても可愛い!! kawaii!!

声を掛ける度胸もないので、内心はしゃいでます。

でも憧れだけに留めておけます。


感想を戴いて何時も思うこと。

『あぁ、この方は物を書いてる人だな……』と。

やっぱり携わっているせいか、詩的で素敵なのです。

そうなると、勿論、有難い気持ちも御座います。

けれども羨望も無くはないのです。


めっちゃ羨ましい( ˙-˙ )

私もこうなりたい( ˙-˙ )


憧れだけじゃ終われない境地という物がやっぱり私にもあります。

これからも頑張りますよ。

感想をお書き下さった方々に負けない様な物を、頑張って作っていきますよ(・_・)・・・


※気持ち半ば負けてそうですけど。


追伸 全く関係ない話し

本日ある物を購入しようとした際、後ろの男子学生さん達が

「揚げてる……(´◉ω◉)」

と言うのを聞いて、内心喜んでました。

『本当だ〜!!』という気分です。

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