戦いの後で・・・
「はぁ、はぁ・・・・、危なかったぜ」
「私もどうなる事かと、ひやひやしたよ・・・」
「そうだ姉御、さっきはアリガトな!」
「ん? なに、礼には及ばんよ。仲間を助けるのは、当たり前のことだろう?」
「・・・・・(会話に入れない)」
「朱音、どうした?」
「ぇ? いや、別に・・・」
「テンションが低いじゃないか、何かあったのか?」
「特に何もないけど・・・」
「そうか?なら、いいんだけどな」
「ただ・・・・」
「「ただ?」」
「私も、もう少し強くならないといけないな、って」
「ああ、確かにな」
「今回も、敵が撤退してなかったら、どうなっていたか分からないし、な」
「まぁ、もっと修行にはげめ、って事か・・・」
そんな会話をしながら、本部に今回現れた「霊操者」の情報の事を連絡し、それぞれの家に帰った。
家の鍵を開け、冷たいドアノブに手をかける。
「ただいま・・・」
そう言いながら、ドアを開ける。
もちろん、親はまだ帰っておらず、返事はない。
「まだ飯には早いし、暇だな・・・」
そんな事を考えながら、ベッドに倒れこむ。
しばらくして、沈黙を遮るように電話がかかってきた、本部からだ。
『式折 慶さん、ですか?』
「はい、そうですが」
『明日、用事がなければ、本部に来てくれとの事です』
「分かりました」
特に用事もなかったはずなので、そう答えておいた。
(何かあるのか・・・?)
そんな事を考えてるうちに、大分時間が経った。
俺は飯を作って、数分で食べ終え、風呂を上がってから、朱音に電話をかけた。
『もしもし?』
「式折ですけど・・・」
『ん、慶?』
「ああ、本部から、連絡あったか?」
『あったけど、何?』
「いや、別に・・・・」
『変な電話かけないでよね』
「悪ぃ・・・」
切られた、自分でも何のために電話したか分からなくなってきた・・・
とりあえず、今日は昼の戦闘で疲れたから、寝よう。
ベッドに横になってしばらく考え事をしていたら、いつの間にか眠っていた。
まだ学生なので、期末テストなどがあり、なかなか更新できませんでした・・・。
もう夏休みに入るので、時間のあるときは、長い話にしようと思っています。
それでは・・・