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GHOST † HUNTERS  作者: 羅魅
8/9

激闘!炎の霊操者

半数以上の霊が消えた頃だった、唐突に前方から繰り出された紅い衝撃に、俺は避ける間もなく吹き飛ばされた。


「がっ・・・・」


攻撃をモロに受けた俺は、後ろにあった壁に叩きつけられた。


「ぐ・・・ぁ・・・・」

「慶!?」

「慶君!?」


「仲間の心配より自分の心配した方がいいんじゃねぇのか?」


姉御と朱音が声のした方を睨んだ。

俺も、痛みを堪えつつ、立ち上がりながらその方向を見た。


そこには、奇妙な服装に、帽子をかぶった、黒髪の男が立っていた。


(人型の霊なんて、聞いた事ねぇぞ・・・)


「行くぜっ!!」


その瞬間、直径1メートル近くはありそうな巨大な火の玉が朱音を襲う。

しかし、姉御もその隙をつき、男に銃弾を放つ。

朱音も火の玉を避け、反撃にでようとする、が、その時既に敵はその場から消えていた。


何処どこっ?!」


姉御には、敵の動きが見えていた(?)らしく、姉御の指した方の家の屋根の上に乗っていた。


(なっ・・・一瞬であんな所まで・・・)


「ただの敵じゃないみたいね・・・」

「そうみたいだな」

「そんな事より、今はヤツを倒す事に専念した方がよさそうだ」

「それもそうね」


「話は終わりか?」

男が問う。


「ああ、終わりだ」

答えると同時に、俺は駆け出し、前方に大きく跳んだ。


俺たち霊滅師は、霊力と魂の力のコントロールができる。

それらをうまく活用すると、もともとの人間の数倍にも及ぶ運動能力を引き出せる。

つまり、卑怯(?)な手を使えば、運動の競技なら、いくらでもいい記録が出せるって事だ。

まぁ、霊との戦闘以外で、武器と力の使用は認められてないけどな・・・。


そして、敵との間合いを詰める事には成功した。

後ろで朱音と姉御が武器を構えている。


敵の頭上から、剣を振り下ろす。


「紅蓮刀!」


男がそう叫んだかと思うと、俺の剣は、紅く燃える太刀によって弾かれていた。

(コイツも剣を・・・!?)


男は、そのまま刀で斬りかかってくる。


「うぉっ・・・・・・・・危ねぇ・・・(汗」


その攻撃を体すれすれで防ぎ、一度構えなおし前へ突き出す。


しかし、男はその突きをも刀で払い、すかさず攻撃してくる。


(隙が大きすぎた・・・・避けきれねぇ?!)


やられた、と、そう思った瞬間、後方から放たれた弾丸によって、その太刀筋はわずかにずれた。

コレならかわせる、そう思った俺は咄嗟とっさに身を捻り、回避した。


他の霊と戦いながらも、俺の方に気を配ってくれていた姉御に感謝しつつ、再び構えなおす。


「お前、なかなかやるじゃねぇか」


男が言う。


「アンタもな」


俺はそう返した。



「俺は、霊魂軍・炎の霊操者、レイド・グランだ、お前は?」

「俺は、霊滅師、式折慶だ」


「そうか、上から撤退命令が出たんでな、俺はそろそろ帰るとしよう」


「霊の後始末は頼んだ! じゃあな」


そう言って、炎の霊操者と名乗る男は、遠くへと消えて行った。


テストとか色々あって、また更新がおそくなりました・・・(汗


1ヶ月に一度は必ず更新しようと思っています。


これからも、どうぞよろしくお願いします。

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