戦闘開始!
集合時間の数分前、最後の一人と思われる男が入ってきた。
少し茶色っぽい髪(地毛らしい)を目に少しかかるくらい、後ろは首が大分隠れるくらいまで伸ばしている。
「さて、全員そろったな・・・」
「今日は先日にも伝えた通り、下級霊との戦いだ。だが、くれぐれも気は抜かないように」
「では、各自、担当区域へ行け!」
俺たちは、司令に従い、それぞれに担当区域について、連絡を待った。
本部から、連絡が入る。
俺たちがいつも持ち歩いている、無線機。簡単に言えば携帯電話のようなものだ。
『霊が数体、それと、何か巨大な霊力の反応があるわ』
「だって・・・」
『まだ、大きい霊力の反応が何なのか分からないけど、くれぐれも気をつけてね』
「了解しました」
「大きい霊力の反応か・・・気になるな」
「ふむ・・・、もしかしたら、上級霊かも知れないな・・・」
「上級霊って・・・強いんじゃないの?」
「まぁ、俺らじゃ、かなり手こずるだろうな」
「だったら、どうすんのよ?」
「もしそうなれば、私たち3人で何とかするしかないな」
「マジかよ・・・」
「さて、そろそろ敵のお出ましのようだな、朱音、慶君、準備はいいか?」
「ああ、もちろん」
「私も」
「よし、なら、いっちょ歓迎会といきますか!」
俺たちは共に武器を構え、敵を迎え撃つ
「行くぜ!」
前方へと駆け出し、剣を振る。
後方から鳴り響く銃声、放たれる光の矢。
みるみる敵の数は減っていった。
敵の数は多いものの、前より俺たちは強くなっている。
おそらく「今回は楽だ」と、みんな思っていただろう・・・。
完全に、「大きな霊力の反応」の事を忘れていた。
かなり更新が遅れてしまいました。
申し訳ございません・・・。
これから1週間くらいは、執筆ができないので、また遅くなるかもしれません。