朱音の家へ・・・
『GHOST † HUNTERS』の戦士は、一人一人が自分に適合した武器を持っている。
その武器は『霊滅武器』と呼ばれ、決まった者だけが、扱う事ができる。
この武器を使うと、霊体にダメージを与えることができる。
俺の武器は、『滅霊剣』名の通り、剣形の武器だ。
この他にも、武器は色々な種類があるが、それはまた今度説明しよう。
さっき倒したのは、普通の下級霊だ。
だが、最近になってから、奴らに指示を出している者が居る事が判明した。
詳しい事はまだ分かっていないが、俺たちはその指令者を『霊操者』と呼び、さらにその上に立つ者を『霊操王』と呼んでいる。
『GHOST † HUNTERS』は、普段は霊滅団と呼ばれている。
今日は、その霊滅団の仲間であり、同級生でもある、朱音の家へ行く事になっている。
何をしに行くかというと、遊びに行く訳ではない。
本部から、二人で下級霊数体と戦ってほしいとの指示が出たのだ。
俺は、ドアの前に立ち、チャイムを鳴らした。
『ピンポ〜ン』
「どなたですか?」
俺は、返答する。
「式折です」
「ああ、慶君ね、ちょっと待ってね、開けるから」
・・・・・、しばらくして、玄関のドアが開いた。
「こんにちは♪」
朱音の母が笑顔で迎えてくれた。
俺も、あいさつする。
「こんにちは」
「あがっていいわよ」
「はい、お邪魔します」
「朱音に用かしら?」
「あ、はい、ちょっと・・・」
俺は、2階に上がり、朱音の部屋をノックした。
『コン、コン』
「朱音〜、入るぞ〜?」