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プロローグ(読まなくてもいい)
一人の少女は世界を観る。その世界は争いが止まなかった。建物は次々と崩壊し、煙が上がる。
「なんて、なんて素晴らしいノ。」
少女は声を上げる。
「なんて愚かで、素晴らしイ。人間って面白いのネ。」
少女は感嘆した後、我に返ったように懐から端末を取り出し、時間を確認した。
16時54分。
「んーそろそろ門限だワ。魔王様に怒られちゃウ。」
少女が帰ろうとしたところで気づく。
「あら、あ、あらァ?」
死体の山を弄っても探し物は見つからなかった。
「ない、ないわァ!魔王様の杖がないワ!!!!!」
少女は嘆いた。そして暫く考えた。悩んだ末に、決心した。
「家出しヨ。」




