vs俺
カタカタカタカタカタカタカタッッッ!!!
・・・・これは、全部俺のせいだ
久しぶりに金を握ったおかげでもあるだろうし
ただ単に俺が調子乗っていただけだ
そう・・・
「金がねぇえぇえええ」バキンッ!
「ビクゥウウウウ!!??」
おぉ・・すまんすまん
ちょっと、バイオレンスになっていたみたいだ
隣から借りたシャーペン折っちゃったよあっはっはっはっははははばばばばばば
・・・おっと
そうなのだ
バイト始めて、ようやく手にした金を
この短期間で使ってしまったのだ
もう「俺のバカァア!」と自分を責めるしかない
カタカタカタカタカタカタカタッッッ!!!
次の給料日まで、まだ少し日にちがある
それまで、昔の暮らしに戻らなければならない
セレブにとって、これ以上ない屈辱だ
「お、おーい・・そこのキミー?」
「ハイっ!なんでしょー!?あ、もしかしてその右腕くれるんですか!?」
「え!?い、いやちがう、そ、その貧乏ゆすりやめてもらいたいのだが・・・」
ん?
どーやら、俺の不快指数が貧乏ゆすりによって
みんな伝わっていたらしい
ああぁあ、お恥ずかしい!
・・・だめだ腹が減る
もう、アレだ。アレをするしかない
無我の境地でなんの感情も抱かず
飢えにも打ち勝てばいいのだっ!!
「何も考えるな何も考えるな何も考えるな真っ白真っ白真っ白しろしろあばばばば・・・・・・」
「あ、あーそこ。一応授業中なのだがー・・・・」
「何も聞こえない聞こえない考えるな真っ白な灰だ俺は灰だ白だ白白しろしr・・・・」
「お、おーい・・・・・だめだこりゃ」