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第29話 勘違いに勘違いされてガルフ王誕生

 ガルフ・ライクドはただ歩いていた。

 ウィンドルク領地。つまりウィンドルク王国の主軸となる領地にやってきた。

 人生で1度は来てみたいと心の底から願っていた。

 人々の服装は裕福と言っても過言ではなかった。

 彼等はきっと貴族階級の人達ばかりなのだろう。


 向かう先は王城。

 門番に名乗ると。


「が、ガルフ様ですと、捕えよ。謀反人がきたぞおお」

 

 即座に衛兵が集まってきたので取り合えず全員殺しておいた。


「ふーまったく大歓迎だねー」


 ガルフは死体が山積みになっている所をよけながら、玉座までやってくる。

 扉を勝手に開き。

 王が玉座にてびくびくと震えていた。


「が、ガルフなぜ来た。なぜ、全ての領地を支配している」


「なぜって?」


 ガルフの手には剣が握られていた。


「そんなの決まってるじゃないか、領地制度で自由じゃなかったけ? 侵略するのも侵略されるのも」

「だが、この領地は法律で守られておってな」


「ぜんぜん、この領地には興味ないんですが?」

「それも嘘じゃろおおお、勇者パーティーを呼んでおいて良かった。ものどもやってしまえ」


 1人の青年がやってくる。

 2人のローブを身に着けた男女もやってくる。

 1人の巨漢が斧をもってやってくる。


 勇者に賢者に僧侶に戦士と言ったところだろう。

 ガルフは肩に剣を当てながら。


「で?」


「は?」


 勇者が唖然としていると。


「お前勇者を雑魚呼ばわりか!」

「やるのやらないの?」


「このやろおおおお」


 勇者が縮地を発動させ、ガルフの至近距離へ。ガルフは命からがら避ける事に成功するも。

 後ろの城壁が両断される。


「こりゃーすごい」


 次に魔法が炸裂してくる。

 小さな塊が至近距離で爆発し、ガルフの身動きを捕らえる。

 戦士が巨大な斧を掴み。高速で振り落とす。

 ガルフは剣でガードする事に成功するも。

 後ろに吹き飛ばされてしまう。

 城壁まで吹き飛ぶと。

 後ろでは民衆が慌てふためている。


「ったくいってなーあ」


 埃を払うと。目の前に勇者が縮地で移動してきて。さらに剣撃を浴びせられ。

 ガードしつつ後ろに後退。

 その度に民衆が命を掛けて建設してきた建物が破壊される。


「が、ガルフ様が我らの為に戦ってらっしゃる」

「あの勇者のせいで、建物がああ」


「ふざけるな、勇者」

「勇者などおおおお」


 なぜか、勇者の悪評が広まっていく。

 ガルフはそんな事お構いなく避け続けるのだが。


【申告 ウィンドルク領地以外を支配しました。そこにあるものすべてがあなたの所有物です。リサイクルをしてください、キーワード選択【いらない物】をお勧めします】


「あ、じゃあ頼むわ」


【リサイクル完了、神ガチャ券1枚を獲得しました】


「ほほう」


「このおおお、よそ見をするなあああ」


 魔法が炸裂、僧侶が魔力でも回復させているのか、賢者は無限に魔法を解き放つ。

 戦士が相変わらずすばしっこい。

 勇者は縮地で何度も移動してくる。


 ガチャ券を口で破った。

 目の前に箱が生まれる。

 とりあえず。Z級と書かれてあったので足で蹴って開く事に。


 Z==進化の飲み物


 とりあえず戦闘中に進化の酒を飲み干すことに。


「お前は戦闘中に何をしてるんだああああ」

「さっきからうるせーな。飲み物くらい飲ませろや」


 体に激痛が走ったのはその時だった。


「ぐるあああああああああああ」


 いきなりの断末魔に民衆も勇者パーティーも唖然と口を開いている。

 次の瞬間。

 ガルフの目がありとあらゆる物を視認できるようになる。

 ぐーぱーしてみると何もかもが透き通っている。


【申告 この世界の物から異世界の肉体になりかけています】


 つまり肉体を古いものから新しいものへと変換したのだろう。

 その時勇者の剣がガルフの心臓を切り裂いた。


「がはあああ」


 死を覚悟した。

 世界樹の酒、いやジュースももう効果がないはず。ハルガドの奴めやってくれたな。


【リサイクルガチャを開始します】

 

 こんな時にリサイクルガチャ?

 脳内でガチャガチャが開始される。


【Dランク外れです。もう一度リサイクルガチャをしますDランクはずれですもう一度リサイクルガチャをします……】


 死の淵で何回それを聞いただろうか。

 ただ脳内で何度もスパークし。


【おめでとうございます。???ランク異世界の体【完全体】を獲得しました】


 先程進化の飲み物で異世界の体になりかけて次は異世界の体になる。

 ちょっと意味が分からないけど。


「はっはっは、こんな雑魚相手に」


 だが勇者の言葉だけはむかつく。

 剣を握りしめて容赦なく背後から心臓を突き刺す。


「がはああああ」


 血を吐いて勇者が絶命すると。

 賢者と僧侶が発狂して魔法を炸裂させてくる。

 

 右手と左手で魔法を握りつぶすと。

 その2つの魔法を合わせて相手にぶん投げる。

 2人の頭に炸裂して爆発する。


 戦士が悲鳴を上げて逃げようとするも、ガルフは一瞬で底に到達。

 かかった時間は0.0001秒。

 戦士の頭が落ちた。


 ガルフは全てを見ていて。体がまるでリサイクルされて新しくなった感じがした。


「ガルフ様ー」


 民衆がうれし泣きを上げる。

 ガルフは手を振りながら、一瞬で玉座に到着し。

 国王の首を跳ねる。


 後ろを振り返ると兵士共がわらわらと来たので。片っ端から両断する。

 首が手が足が吹き飛ぶ。


 王妃が逃げたので剣を投げて殺し手元に召喚する。

 太った王子がわめいていたので首を突き刺して黙らせる。


 全身に返り血を浴びながら。

 冒険者が殺到してきたので片っ端から斬り刻む。


 民衆が歓声を上げる。

 表情や仕草で敵と認識した貴族を片っ端から殺していく。


 さらに民衆から歓声が上がる。

 勘違いされている。それでも勘違いで自分が王になれと言われている気がするが。


 とりあえず。にこやかに告げる。


「俺が王だ!」


 

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