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第24話 異世界スキルバトル速終了

 タカオ・レイオはヒア汗を流しつつ。 

 辺りを見回していた。

 民衆は悲鳴を上げて逃げまとっている。

 その中で8人のガルフ様の配下が敵を視認したようだ。


「と、とりあえず、オークションは1時中止いいいいい」


 タカオが叫ぶが。

 

「うぉい、ガルフ様をどこに飛ばした?」


 ミヤモトが叫ぶ。

 確かガチャで当てた人間だと聞いていた。

 タカオはヒア汗をさらに流す。


 鑑定スキルを使用して自分自身の孫座価値を薄めていく。


 8人の有名人が前に出てくる。

 タカオ宰相はその人物達を知っていた。


 ライス領主の氷の貴公子ジンネマン

 ディスドン領地の化け物の弓使いアネッサ

 バラガス領地の怒りのグブァー

 テイマド領地の隣のジョニー

 バフム領地の熊鬼のガーフ

 フィグル領地の賢帝ラヴァル

 マール領地の武のキョクド

 デストニア領地の笑いのガミー

 

 どれもこれも、名のある人物達。冒険者だったり、勇者候補だったり、傭兵だったり。

 彼等はにやにやしていた。


 まさか、ガルフ領主は死んだのでは。


「ガルフ様は恐らく死んでるよ」


 氷の貴公子ジンネマンが呟く。


「んだと」


「お前らは俺達が始末する」


「へぇ」


「参る」


 8人の有名人が大地を蹴り飛ばして、動いた瞬間。


 何もかもが一瞬で終わる。


 タカオは死を覚悟した。


「あ、れ」

 

 氷のジンネマンの体がずれていく。

 地面に血だまりをつくる。


「おせーんだよ、スキル:居合斬り」


 ミヤモトさんは刀を抜き終わり鞘にしまっていた。


「がは」


「弓使いアネッサの体が崩れていく」


「離れているからといって安全ではありませんわ?」


 パトロシアさんが微笑んでいる。女神のようだ。


「スキル:細胞分裂」


 次に怒りのグファーの頭が吹き飛んだ。


「まったく、でかぶつはおせーわ、スキル:ゴレ大砲」


 アキレスドンさんの右手に大砲が出現していた。

 怒りのグファーは即死であった。


「え、皆死んだの、えええええ」


 隣のジョニーが慌てふためていると。


「お前運が良いな相手が僕で、ある意味、運が悪いかもだが」


 ジョニーの右腕と左腕と右足と左足が両断されている。


「ぎゃああああ」


「僕は人を殺せないんだよスキル:連打斬り」


 アーザーはエクスガリバーを握りしめながら、肩にポンポンと当てる。


 熊鬼のガーフの体が分裂していく。


 ウィンダムさんが指で指揮棒のように操っている。


「空間方程式はこういう使い方もあるのよ、スキルってたのしいわね」


「あぎゃあああ」


 熊鬼のガーフの体がブロック状にばらばらになっていく。


 賢帝ラヴァルは巨大魔法を唱えている。

 だが、突然言葉を失う。


 ババスさんがにやにやしている。


「相手が悪かったわね、賢者にとって知恵とは授かりし力、でもね膨大な量の知識を与えられたらどうかしら? スキル:知恵付与」


「あがああああああああああ」


 賢帝ラヴァルは廃人になり動けなくなる。


 武のキョクドが拳法を構えようとすると。


 高速の拳をロイガルドに繰り出すのだが。


「おいおい、三つ目族に拳で当てようとすんなよ、スキル:悪魔スロー」


 武のキョクドがスローになっていく。


「じゃ、死んでね」

 

 槍で脳天を串刺しにする。武のキョクドが力尽きる。


 笑いのガミーが仲間全員が戦闘不能に陥ると笑って逃げようとしたが、後ろを振り返ると、巨大な顎にがっぷりと食べられてしまう。


「スキル:モンスター一部召喚、ドラゴンの頭だけに食われてな」


 クウゴロウがドラゴンの頭だけを召喚していた。


 8人の猛者を2分以内に全て片付けた彼等は、領主たちに振り返る。


 タカオ宰相は全てを悟る。

 頭が高速で回転していく。

 つまり、8人の領主はガルフ様を亡き者に、と言う事は。

 頭の中で計算が始まる。


「つまりつまりつまり、領主を捕らえよ、これは謀だ、つまり、ガルフ様の計算だったんだ、ガルフ様は8人の領主を捕まえて、全ての領地を手に入れようとしていたのか、と言う事は、捕まったふりか、違う、これは黒幕をあぶりだす為の、さすがはガルフ様! オークションもこのためだったのか」


 タカオ宰相、勝手に妄想を繰り出し。

 勝手に話を作り出し。

 勝手に考えを巡らし。


「捕らえよ、あいつらを捕らえよ」


★ ゼーニャ


 ゼーニャが戻ってくると。

 なぜか8人の領主が捕まっていて。タカオ宰相がふんぞり返っている。


「えーと、どゆこと?」


「そりゃー俺が聞きたいけど、とりあえず、ガルフ様を迎えに行こうと思う」


「出来るのミヤモト」


「ああ、スキル:次元斬りでな」


「じゃあ、行ってちょうだい」


「タカオ、どゆこと」


「はい、もしかしたら、こうなることをガルフ様は見越していたのかと」


「つまり」


「はい、8人の領主が謀をしていると考えて、こうやって色々とオークションやら、本来ならば税金を払ったので、もうはらう必要がないのにあえて金貨を集めようとしたり、意味がわからなかったのですよ、ですがこれで得心しました。ガルフ様はこの国を支配するつもりです」


「ああ、なんということかしら」


「そうです。彼こそが王、つまり」


「ミヤモト、迎えに行ってちょうだい」


「御意」

















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