第20話 リサイクル品集めます自由市場
【リサイクル品集めます】
それが領地中に広まった。
もちろん領民からの善意で受取りますと。
後は、税金を払えなければ、領地が没収される事も告げてある。
これはガルフ領主の人望にかかわる出来事であった。はずだ。
自由市場はかつてライクド領地にて繁栄を極めた街で行われる事に。
今では市場はライクド領地とギャロフ領地の狭間で行われていたが。
この自由市場はライクド領地を本拠点に置いた。
せっせとリサイクル品を集めていると。多くの人々がさらなるリサイクル品を持ってくる。
ライクド領民、元ギャロフ領民、はるばるとバフォメット領民までリサイクル品をもってくる。
そんな中で。
「王持ってきたぞ、この前倒した虎王と朱雀王、玄武王の討伐が完了。後は覇王だな、覇王の場所は見つけたが、ガルフ様も来るだろ倒すの」
アーザーが2つの巨大な首を持参してきたのは助かったのだが。
傍らにはちょうどオメガバッシュ騎士団長がいて面食らっている。
「その巨大な鳥の頭と巨大な亀の頭はあの伝説の」
「ああ、朱雀王と玄武王だ。地下倉庫に確か虎王もいたな、龍王は結構前に殺した」
「それが誠なら、あなたは」
「アーザー王、ただの人間の王だ」
「あまり聞いた子が無い名前だな」
「この世界のもんじゃねーし、この世界に来ても名をはせたけど結構前だしな」
「異世界人でしたか」
「まぁそんな所だ。ガルフ様、ミヤモト達と5人のいわくつきメンバーが帰還してる。モンスターの素材と資源を大量に持ってきた。少し休憩したいそうだ」
「それも自由市場に運ばせてくれ」
「それを世界樹の酒の力でやればいいだろう、そこが無能と呼ばれるんだぞ」
「はは、ついね」
遠くに意思を飛ばす。即座にミヤモトから了解の連絡を受け取る。
「ふぅ、自由市場に行こう」
そこには山のような数の素材と資源が積まれてあった。
ミヤモト達の姿はなくなっていたが。一仕事終えて酒でも飲み明かすのだろう。
「よーしリサイクルガチャっと」
【自由市場にあるリサイクル品と資源と資材。資源も良いのか? 建設するのに使わんのか?】
「今は金貨にする方が重要だからね」
【承知した。ガチャ券100枚だ】
「そりゃすげーな、この前のと合わせると150枚か」
「その券みたいなのは何だ? あとリサイクル品と資源と素材等々が消えたが、魔法か?」
「俺のスキルです。一応王国にはリサイクルガチャ持ちと言う登録がしているはずです」
「あのスキルは意味が分からず使えないと聞いたが?」
「これが、リサイクルガチャの力なんですよ」
「そうか、つまり」
「こうして券をやぶるとっと」
ひたすら150枚の券を破り捨てる。
箱が150個出現している。
自由市場の開けた場所にて、謎の箱が150個も出るものだから。
騎士団長のオメガバッシュは唖然としている。
「なんと面妖な」
Sが5個にAが25個にBが40個にCが50個にDが30個。
上場だろう。
全ての箱を同時に空けると。
その空間が輝いた。
「おおおおおお」
騎士団長オメガバッシュが感激してるが放っておく。
D×30==回復ポーションSランク【合計30個】
C×20==魔剣【属性選択式】【20本】
C×10==魔鎧【属性選択式】【10個】
B×10==万能マップ【10枚】
B×10==ジョブ種【10個】
B×20==強化酒【20本】
A×5==伝説のジョウロ【5本】
A×5==伝説の斧【5本】
A×5==伝説のツルハシ【5本】
A×5==伝説のハンマー【5本】
A×5==伝説のクワ【5本】
S==ジョブ種製作ハウス
S==強化酒の泉
S==勇者の剣
S==神の墓場
S==生きた図書館
まず、回復ポーションSランクは金貨にしたらどれくらいになるだろうか。
魔剣×5本と魔鎧5個でもコレクション化出来るみたいだけど。
ここはあえて金貨優先にしよう、領地がなくなったら元も子もない。
万能マップはこの世界の全てのマップが記されている。これは1枚あればいいので9枚を売ろう。
次にジョブ種も売ろう、これはジョブ機能を身に着けさせる事が出来るみたいだけど、意味が分からない。
強化酒はステータスを永続的に+10上昇させるとあるけど、これも意味分からん。
伝説のジョウロはふりまくと、繋がってる畑全部に水を撒ける。
伝説の斧は辺り一面の木々を両断出来る。
伝説のハンマーは軽く岩を砕ける。
伝説のツルハシは一発で穴をあける事が出来る。
伝説のクワは一発で辺り一面を耕せる。
ジョブ種製作ハウスは、その家に何らかの方法でジョブ種を製造できる。
強化酒の泉は泉から強化酒が沸き続ける。
勇者の剣は地面に勇者の剣がささり、選ばれた勇者が抜けるとか。
神の墓場は行く数の神様が封印されていて、領地内で条件を満たせば封印が解かれて使役出来るとか。
生きた図書館は異世界とかの書物がやってくるとか。
その書物の中に入る事が出来るとか意味不明。
まず、Sランクのは売れないし。これは使う方向で。
これっていくらくらいになるんだろうか。
たぶん、魔剣だけでも10万金貨しそう。
これは領主の10年分の給料だ。
うーむ、値段がむずいから、ジョブ種を1万金貨にして大量生産とかだな。
ダメだ分からん。
こういうの詳しい人がいたかなー
ガルフの脳裏に浮かんだ人物が1名だけいた。
「あの、影の薄い宰相を見つけないと!」
「その人なら、近くにいますよ」
そう呟いたのはジーラであった。
「そ、そうなのか」
「その人、お金無くなって困ってて、また戻ってきたみたい、ガルフ様が無能だから騙せるとお持ってるみたいですよ」
「じ、じーら、そこまで分かるのか」
「影が薄い光は独特ですから、父上の幸運光とは真逆ですからね」
「よし、案内してくれ」
「こちらです」
「とりあえず全ての品をアイテムボックスと」
アイテムボックスに収納されるのをオメガバッシュ達は唖然としていて。
「そ、それを売れば税金がちゃらになるのでは」
「これは売れないんだよ」
アイテムボックスが無くなれば色々と不便になってしまう。
なので売る訳にはいかない、最終手段だ。
案内された先は宿屋の地下。
つまりサイコロをする賭博場であった。




