第九十九話 実家ダンジョンの神想を感じる
八十一階層まで来た。
「にゃにゃにゃっ!? この敵硬すぎるにゃぁ」
ミャーコが苦戦している。
エルシャがシャイニングフレアを連発している。
アンジュも金槌で鬼殺し叩きをしている。
スゥもグリモも頑張っている。
「がんばるー」
「ナイトメアっす!」
しかし倒せない。
ミスリルカニが強い。
八十一階層はなかなかに魔装のようだ。
俺も破壊爆砲を使う。
さらにバーストフレアバーストを使用する。
ミスリルカニはなんとか倒せた。
ミスリル製のなんかの武器は出なかったが、ミスリル製のカニの甲羅が素材として出た。
イルマの所にもっていくか。
久々に持っていったら、イルマが喜んでいた。
「良かった~~~最近来てくれないから忘れていたと思った」
「すまんなあんまし来れなくて」
「良いよ良いよ買取業なんてこんなもんだよ」
「イルマお前も一緒に俺たちのパーティに入らないか?」
「どういうこと僕は戦う力は無いよ魔法は使えるけど」
「じゃあ一緒に戦えば鍛えられるけどな」
「アンジュも鍛冶師だけど戦っているよ」
イルマはうちのパーティに入るか? 否か。
「それじゃあちょっとだけご一緒させてもらおうかな」
イルマがうちのパーティに入った。
「でも品物を売りに行くときは一緒に行けないからその時はごめんね」
そうしてイルマは闇魔法で敵の束縛をしたり、重力で足止めしたりとかしてくれた。
八十三階層まで来た。
「グラビトン」
「にゃるてぃめっとあたっくううううううううううう!!!!!」
「シャイニングスピア」
「鬼神殺し」
「ぱんちー!!」
「ナイトメアっす」
『イルマちゃん可愛い』
『イルマちゃん戦闘能力は無いけど強いね』
『イルマちゃんは正義!!』
コメントが盛り上がっている。そんなこともあり、八十三階層は盛況だ。
次の日、イルマは仕入れに行ってくると言い、パーティには入ってくれなかった。
そういうこともあり、本日は八十四階層をいつものパーティで行くことに。
邪悪ブラストキングゼロとかいう化け物が出現した。
無数のナイフのような目玉が飛び出してくる。
俺はバスタードオメガフレアバースを使う。
竜王化しておく。
さらに拡大化をしておく。右手を振り上げて殴る。
殴る。殴る殴る。殴る殴る殴る。
おもいっきし殴る。
竜拳を思いっきり殴る。
化け物を倒した。
◇
八十五階層まで来た。
「にゃるるっ!? 何でこの階層は溶岩のように熱いのにゃぁ!?」
「熱いな~この暑さはなんだ?」
「あつい~~~あつすぎて死にそう」
「アンジュにはそこまで答えないぞ」
「あつ~」
「あついっす」
そうして煮えたぎるマグマのような場所から溶岩男とかいうマグマ状の魔人が出現する。
俺は凍らせるためにブリザードフローズンを飛ばした。
まんま凍った。
そして空間も冷えた。
竜王たるもの氷も操れないとな。
そうして八十五階層を攻略を終えた。
八十六階層も進んだ。八十七階層も進んだ。
八十八階層まで来た。
もはや実家ダンジョンは魔境だ。
ここまで攻略しているのは人類で俺たちぐらいだろう。
最近梅田ダンジョン行ってないし、最高到達階層はAランクパーティでも八十五階層だと言う。
マオちゃんもこの前七十八階層に初めて行ったと言っていた。
実家ダンジョンの最高峰に到達しようとしている。
ついに九十階層まで来たぞ。
ベヒモスだと。
巨大なカバのようなモンスターを酷く歪ませたような凶悪なモンスターだ。
火炎魔法を放ってきた。
躱す。
竜王化して、ミャーコも猫又化する、エルシャもいつもより魔力を籠めている。
アンジュも巨大な気を籠めている。
スゥも覚醒している。
グリモも魔人化している。
一斉に行く。
するとベヒモスも弱気になる。
そして一気に片が付く。
そしてお待ちかねの宝箱だ。
魔王の首飾りというアイテム。
全耐性+40パーセントに魔力を+1000に耐久を500上げる。闇魔法の威力を2倍にする。
闇魔法はまだ習得してなかったがイルマに装備させてあげるのも悪くない。
そんなチートアイテムを手に入れて俺たちは舞い上がってしまう。
だが油断大敵だ。
そうして九十一階層まで来た。
本日はイルマも一緒だ。
「がんばりましょうヒロキさん!!」
「ああ行くぞ深淵の間に」
「あれなんか中二臭くなってません?」
「気にするなこの程度で俺の左腕の魔の力を止められるわけにはいかない」
「どうしたのヒロキ?」
「ちょっといつものあれが出ちゃって」
「そう……」
俺は魔王になることを決めた。
イルマのためにみんなのために。
さて進撃を開始しよう。




