第五十七話 グリモは結構強い従魔のようです
グリモは朝食を食べている。
スゥも一緒に食べている。
エルシャとアンジュとミャーコも朝食を食べている。
季節は夏になっている。
スイカが旨い。桃も美味い。グリモはかなり飯を食う。
「旨いぞヒロキ殿、この目玉焼きなるもの美味だな」
「おかわりもあるぞ」
「主こっちも頂戴」
「スゥちゃんも沢山食べるね」
そうして朝食の時間が終わる。
グリモを新たな仲間に迎えて数日が経っていた。
攻略は実家ダンジョンで五十六階層を攻略していた。
この前渋谷ダンジョンを六十八階層を攻略しているAランクパーティー【遥かなる極鳴団】と梅田ダンジョンを六十七階層まで攻略したAランクパーティー【雷神のイカヅチ】が過去最高到達地点まで行っている。
俺たちもかなりいいところまで行っているがAランクパーティーにはまだ負けるようだ。
そんな雷神のイカヅチがどういうパーティーなのかは俺たちは知らなかった。
◇
「ライカどうなんだ? 六十八階層までいけるか?」
「ジンあまり急がせないでもう少しなの」
「あわわ喧嘩はだめです~~~」
「……少し五月蠅い」
ここにいるのは雷神のイカヅチというAランクパーティーの一面。
リーダーのライカ、ジン、フワリにコクヨウという女、男、女、男のバランスの取れたパーティーだ。
ライカはオールラウンダーの魔法戦士のジョブ。
ジンは重戦士。
フワリは賢者。
コクヨウは盗賊だ。
魔法戦士は近接、遠距離両方の戦闘をこなせる。
重戦士はタンク役。
賢者も魔法職だが回復もできるので便利。
盗賊はモンスターからアイテムを盗んだり、忍び足でモンスターと遭遇しづらくなるなどの特殊な効果や切り込み隊長な側面もある。
雷神のイカヅチはとてもバランスの取れたパーティーなのだがいかんせんパーティー仲が少し悪かった。
でもヒール役をフワリがかってでているのでそこまでじゃない。
ライカはいつの間にかAランク冒険者と呼ばれていたことを誇りに思っていた。
ジンはさっさと最高到達地点を更新したいと願っていた。
「じゃあ行くわよ」
「よし行くか」
「ふわわ行きますか」
「了解」
そうして六十八階層に前人未到の領域に到達していた。
「そういえばライカまだひよっこだがあのマオとコラボしていたヒイロって冒険者知ってるか?」
「ヒイロ? 知らないねそんなに凄いのか?」
「あのマオとリオと小さいドラゴンの動画でたまに出てくる奴だよ最近顔出ししたら結構若そうなやつでよ」
「ヒイロこれか……へー従魔を連れているのかスライムだけど変身能力が凄いねヒイロもドラゴンヒューマンに変身しているしスキルか? なんか凄そうだね」
「ふわわこの人かなり強いですよどこのダンジョンか分かりませんけど五十五階層でボス戦でグリモワールデビルロードを倒したらしいですよ」
「グリモワール?? それってかなり高位の悪魔なんじゃ」
「しかも従魔にしただと!? こいつ何者だ」
そんなわけでヒイロにかなり注目の嵐が巻き起こっているようだ。
そのころヒイロことヒロキたちは五十七階層を攻略していた。
◇
「グリモやれ!」
「ナイトメア」
俺はグリモにやれと命じたがかなりやるようだこいつは。
ナイトメアがかなり強力だ。
相手に悪夢を見せてこん睡させる。
そんなこともあり、エルシャとミャーコとアンジュは見ているだけだった。
基本的にグリモとスゥで事足りる。
そんなこともあり五十七階層を進んでいく。




