第五十話 魔法少女の少年ダンジョンデビュー
梅田ダンジョンに来ていた。
大人に成長している。
探索者の免許は大人の姿で偽装で取った。
僕の探索者デビューの日だ。
魔法少女はカッコ悪いけど強力なスキルだ。
魔法少女革命は魔法少女の時に使えるスキルで全ステータスを一時的に二倍にする。
だがここで緊急事態が発生した。
スタンピードが発生したようだ。
モンスターの異常発生だ。
僕は凄く頑張っていたからそこまでじゃなかったがスタンピードは難しい。
でもモンスターを狩りまくっていた。
梅田ダンジョンとか難波ダンジョンとかニッポンバシダンジョンとかを根城にしている探索者は多い。
Aランク冒険者パーティ《雷神のイカヅチ》とか急成長のCランクパーティ《白薔薇の戦乙女》とか。
ただ探索者マッチングシステムというのに登録していたので、なんかお姉さんとマッチングした。
「あの私回復術士です。ソーラと名乗ってます」
「僕はソータって名乗ってます魔法少女してます」
「魔法少女??」
「すいません魔法少女ってスキルです」
「ヒールスキルですね私は」
ソータはソーラと一緒に梅田ダンジョンに行くことになった。
スタンピード後だから少しモンスターが過密状態だ。
魔法少女になる。
十二階層から攻める。
ゴブリンソードマンが出現する。
魔法少女(物理)で殴る。
殴る。殴る蹴る。ソードマンの剣が折れる。粉々だ。
そしてゴブリンソードマンは死んだ。
次は十三階層に来た。
鋼の蟹が出現した。
殴る。
殴る。
殴る。
死んだ。
「ソータ君凄いですね。私の出番が無いです」
「ソーラさんも支援魔法を使ってるからです」
ソーラさんの支援魔法オーラアップ。
オーラの力を上げる。二十パーセントほど身体能力が上がる。
魔法少女とはなんだろう。でも物理攻撃力は上がっている。
だが新しい技を覚えた。
オメガだ。
身体能力のオーラを底上げする技法。
気のコントロールみたいなものだが身体能力が実質三倍から五倍になる。
それだけかなり強力な技だ。
「オメガ」
殴る。
ゴブリンアーチャージェネシスを殴り殺す。
「ダメだ弱すぎる」
「ソーラさん出番ないね」
「支援魔法だけですね」
「なんかしてくれたら嬉しいけど」
「じゃあぎゅっと抱きしめてあげます」
「へっ?」
僕はソーラさんに抱きしめられた。
大きい胸が当たってる。
「苦しいよぉ……」
「ごめんなさい、これ癒し魔法なんですよ」
「そうなの確かに身体の疲れが取れたような」
「ハグキューって魔法なんです抱きしめないと効果なくて」
「ほえーーー」
そんな感じで終始抱きしめられた。
17階層まで進んだ。
そんなこともありソーラさんとはたまにパーティを組んでいる。
でも相手は選んでいるのかな成人男性だとご褒美になっちゃうよな。
そんなこともあり、今日も今日とて梅田ダンジョンに潜っている。




