第百話 実家ダンジョンで神龍現る
実家ダンジョンの九十二階層だ。
ここまで来たら百階層を目指そう。
ミャーコが猫猫魔拳で敵を粉砕している。
「にゃにゃにゃぁ~~~~~!! もっとやるにゃぁ~~~~~!!!」
「ミャーコ機嫌が良いな」
「そうにゃぁ朝から鮭の切り身だったからにゃぁ~~~~~!!!」
『ミャーコさんお魚好きですね』
『ミャーコは魚なら何でも良いのね』
『アラ煮とか好きなんだよね』
そんなこともありコメントも盛り上がってきている。
エルシャも負けてない。シャイニングフレアで敵を葬り去っている。
火力が違うのではない。聖属性の炎だからか威力が違うのだ。
アンジュが鬼殺しをしている。
相手はオーガジェネシス。
次世代のオーガなんだよなそりゃ強いよ。
だがアンジュの前では赤子も同然。
叩き潰している。
イルマの支援魔法が凄い。
俺たちの反射速度、移動速度、回避速度、全ての速度を上げている。
体感的には3倍ぐらいだ。
イルマは戦闘系の魔法が使えない代わりに支援魔法が得意だ。
いや戦闘系の魔法は苦手な部類に入るらしいが使えないわけではない。
小悪魔らしく闇魔法は使えるようだ。
「ダークインパクトスマッシュ!!!」
「よしイルマ支援魔法だ」
「はい、ヒロキさん!」
「メリメリツヨクナール!!!」
俺たちの攻撃力と体力が大幅に上昇した。
これでまだまだ戦える。
やはりイルマを入れたのは正解だった。
俺の深淵の焔眼が疼く。
ああ右手の魔王が覚醒する。
そうして俺は魔王化をする。
敵を凌駕した。灼熱の焔で炙る。
九十三階層だ。
狂気と脈動の灼熱を浴びせる。
狂い咲きのアビス!!!!!!
俺のニューエイジだ。
さらに魔王状態は続く。
『これが魔王プレイかヒロキ』
『やっぱり魔王はつえええ』
『やはり魔王だな』
みんな魔王には好評のようだ。
「大丈夫なのヒロキ??」
「いやいつものあれだからにゃ」
「大丈夫ですよあれはいつもの」
「そうなんですか??」
「そう」
「そうっす」
スゥとグリモも納得してくれている。壊してやるよ全部。
九十四階層のキラーリザードマンも俺の前では赤子も同然。
全て消滅させた。
そして九十五階層も進む。
九十六階層も進む。
九十七階層のリッチキングも余裕だった。
九十八階層まで来た。
空気が分かった。
炎の魔剣士が出現した。
俺の真似をするのか?
剣による強力な攻撃。俺は受け止めた。
「やるな」
「人間てめえもな」
「オメガフレア」
「灼熱の焔」
「全ぶキッテヤルヨ!!!!!」
その後激闘を繰り広げる。が余裕で勝った。
九十九階層まで来た。
「グリゴリーデビルか」
凶悪な暗黒魔法がぶつかる。
「イルマ回避魔法だ!!!」
「はい! ヒロキさん!!!」
その後一気に斬りかかる。
魔王の魔法も連発する。
そして百階層まで来た。
100階層だ。ついにどんなボスが出るのか? 楽しみだ。
◇◇◇
「よくぞ来た、人の子よ、我に挑むとは無謀にもほどがあるぞ」
「神龍か……SSSランクのモンスターだろこんなの?」
「強そうです」
「強そうなのにゃ」
「大丈夫かな」
「不安です」
「だいじょうぶ」
「いくっす」
そして非常識な激闘が始まる前触れだった。
神龍との一戦、どうなるんだろう!?
俺は本気を出すことを決めた。




