第38話:スタート!!
今日、何か嫌なことが起きる気がする。
なぜかと言うと……今日俺は、祝日だと言うのになんと十時に起きているのだ……!
嗚呼、恐ろしや。
なぜ起きたかというと姉ちゃんの大声と優流と律のメールの通知音。
めちゃめちゃうるさかった。
まあそれはいいとして…。FOの初イベントは十二時から始まるらしい。
とりあえず朝ごはんを食べ、そのあとにもう少しだけご飯を食べてイベントに挑むことにした。
そしてあっという間に十二時目前となったので、俺はログインすることにした。
「起動」
〜〜
「………うわぁ…。人多すぎ……」
安定の噴水から始まったが、人がこれでもかというほどいた。
ふはははぁ、人がまっくろ○ろすけのようだ〜。あれ、なんか違う…?
くだらないことを考えていると、司会者らしき人が話し始めた。
巨大なスクリーンに仮面をつけた男とおかしな帽子をつけた女が映し出されていた。
『さあさあ、皆さんお待たせしました!!“第一回FOイベント、バトルロワイヤル”開催いたしまーーーす!!!』
「「「「「イエエエイ!!」」」」」
『司会進行を務めさせてもらいますぅ“ライ”だぜ!』
『アシスタント役のみんなのアイドル!“ラック”ちゃんだぞ☆』
『二人合わせてー……』
『『ライラックだぜ!』』
花の名前か…?センスがいいのか悪いのかよくわからないな…。
『さて!今日はついにイベント開催日ということですね!』
『もー楽しみすぎて昨日はあまり寝付けなかったんですよ〜』
なるほど。ちなみに俺は爆睡だったな。
遠足とかはバスの中の睡眠が一番良かったからなぁ。揺られながら眠るのは気持ちいいもんだよ。
『さて!第一回のイベントはバトルロワイヤル!ということで、ラックちゃん。どうなると思いますか?』
『んー、そうですねぇ…。レベルが高い方がかなり多いので、大規模な戦闘になる予感がしますねぇ』
『なるほど…っと、時間が迫ってきましたね。さてさて、ではでは!早速ルール説明をさせていただきます!』
『ルールは簡単だよ!とにかく敵を倒しまくって最後まで生き残れ!』
『何人倒したかも順位に反映されるからきちんと倒すんだぞ〜。詳しくはメールにもちゃんと書かれてるぜー』
『それじゃあみんな!準備はいい〜?』
「「「「「オッケーい!!」」」」」
『それじゃあ始めます!』
『『バトルロワイヤル、スタート!』』
司会者たちがそう言った途端、俺は視界がぐにゃぐにゃになり、それがなくなると始まりの草原に立っていた。
「始まった……なるべく……戦闘は避けよう」
とうとうイベントがスタートした。
———だがこの時はまだ知らなかった。
俺の大事なものが壊されることを……。
最近寝足りないんだよなぁ…。
金曜日が待ち遠しい。




