第13話:何故使える…?
戦いが終わった後、俺は寝まくった。
そして…。
《ゲームの使用時間が一定数を超えました。
後三十秒で強制ログアウトをします》
なん…だと…?
使用制限とかあんのかよ…。
聞いてないぜ…。あ、俺全部姉ちゃんに任せてた…。
《ログアウトをします》
〜〜
「あー…戻ってきた…」
「あ!今やめたんだ」
姉ちゃんはもうとっくにログアウトしていたらしい。
「やめたっていうか強制ログアウトされた…」
「ふーん…まあ寝てたんでしょう…」
「えっ…すご、テレパシー?」
「違うでしょ…今日母さん帰ってくるの遅いから私作っちゃうね」
「うぇーい……」
にしても疲れたな…。ゲームの中とはいえ精神的に疲れたもんだ。
自分もたまにぶっ飛んだ考えが浮かぶもんだな…。
まさか雷を取り込んで自分のものにするとは…。
そして俺は“さっき”のように”紅の稲妻を全身に纏わせ、銀髪だった髪を紅の髪を混ぜた髪色にした。
(そうそう…こんな感じに…)
「ってあれ?……なんで…使える…?」
あれ…?ここゲーム?ここ俺の家だし…。
はっ!まさか…!
「…【浮遊】」
シーーン
「ふざけるなよ…なんでさっきのは使えて浮遊が使えないんだ…!使えるならそっちが良かった…!」
そして元の体に戻し、ベッドへ倒れ込んだ。
「まあ…別になんも問題ないからいいや…」
なんで使えるかはまあ脳の電気信号がなんやかんやなって使えるようになったみたいにします。
シリアス展開にはしない。
…だってシリアス展開にしても絶対「めんどい」で諦めそう…。