僕から見て
クロエは動揺していた…目の前の空姫が余りにも無防備な事に。
食事が終わったので厨房に来ているのだが、何でこの子はこんなにも無防備なんだ?魔法収納袋を目の前に出して材料確認して居るのだけど…その袋凡庸だから誰でも扱える魔法収納袋なので数千億で取り引きのされる物だと言う事すらし知らないのだろうか?
「雲雀?君って学校行ってる?」
「ん?私引きこもりだよ?家庭教師居るから両親も学校の必要無いって言ってるし」
「テレビ観たりはしないの?」
「テレビ?多分お父さんなら観てるんじゃないかな?私は本の虫だよ」
常識が足りないんだ…ん?でも、コンビニ行ってたよな?
「雲雀は何でコンビニとかの存在を知ってるの?引きこもりなのに?」
「偶に来てくれる友達に小さい頃に教えて貰ったんだ。お金のやり取りは家庭教師とその子から聞いてたから平気だよ?」
良く悪い人に捕まらなかったな空姫…ん?
「その友達って男?女?」
「両方だよ?数少ない友達なんだ」
何かムカッとした。女友達では無く男友達が居る事に。
「雲雀は良く逢うの?友達に?」
んー?っと雲雀は考えてから応えた。
「女友達はそんなに逢いに来てくれないけど男友達の方は今出禁になってるってお父さんが言ってたなぁ」
何したんだその男友達。更にムカッとした。
「何しでかしたのその友達?」
イライラする。こんなにも無防備で可愛い雲雀の出禁になるなんて何かしたに違いない。
雲雀の見た目は空色の翼、その縁を支えている羽根元は金色で華やか。髪色も空色で目は王族の証でもある金色で魅力的だ。身長は135あるかどうか…折れそうな程に細いが豊満な体付き。羽根者の王族はその空人の宝を隠す為に雲雀を外と余り接触させていないとクロエは思い至った。
雲雀は少し考えてから口を開いた。
「多分アレが原因かな…私寝付き悪くてその子に添い寝して貰った時があるんだけど…」
ムカッとした。添い寝だと?そんなの事故が起こりうるだろ。
「気付いたらメイド長に叱られてる友達が居たの」
記憶にないのか…て言うかセーフなのか?メイド長ナイス。
「雲雀は気付いてないかもしれないけど、君は充分魅力的だからね?」
またまた〜とはぐらかす雲雀。気付いてない!これは気付いてない!!
今日はどうするのかと聞かれて行く所が無いなら此処に居ても良いと提案してきた。願ってもない提案だった。是非にとお願いした。
部屋は客間か何処が良いか聞かれた。迷惑でなければ一緒に寝て欲しいとも言われて耳を疑った。いや、友達出禁になったんだよね?僕知り合ったの今日だよ?男として見られてないのかな…
物は試しに一晩雲雀と居たいと言ってみた。雲雀は寂しかったのかとても嬉しそうに喜んでくれた。手を出さないように気を付けよう。