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(はあ???なんで俺が???っていうか大人のくせにズルいよ色男!!)
朝日向は午後にあった壮太とのことを想っていた。
「はあ、、何で僕を色男と呼んでるのかなー
・・何故かあの子のこと、、気になるね・・」
朝日向は壮太のことを生意気な子だと思ったけど
悪い子ではないと思った。
「朝日向ーなんか食べたいのある?」
「いえ、何でもいいですよ。あ、僕も手伝います。」
「なら野菜を洗ってくれる?」
「はい、任せてください。」
「できたよーうまくできたとは言えないけど、冷めないうちに食べよう!」
「はーい。いただきます。」
そして楽しい夕食の時間が終わった。
「コーヒーどう?インスタントコーヒーだけどな。」
「あ、僕がーー」
「いや、朝日向はお客さんだから俺がコーヒー入れるよ。
少し待ってな。」
朝日向はコーヒーを入れてる杉原の背中を見ていた。
(杉原さんの背中、なんか頼もしいんだね・・)
朝日向は自分と年の差が少ないのに大人しい杉原に
前からずっと憧れていたようだ。
いつからか何故か頭の中には杉原の想いばかりで
彼のことを想ったら自分も知らずににやにやしてるんだ。
彼のことは憧れの的のはずなのにいつからは憧れとは違う
妙な感情がした。
でもまだその感情が何だろうかはっきりと分からなかった。
「ねえ、杉原さん!」
「うん?」
「あの、ちょっと聞きたいことがありますけど、、」
「なにを?」
「あ、壮太っていう子のお話ですけど 」
「あ、壮太のことか。」
「はい。」
「初対面の時の話?悪ガキだな壮太は。
確かに気持ち悪かったはずだよな。
あまり気にしないで先のは子供の関心を引きつける行動っていうやつからね。
今度、ちゃんと壮太に誤らせるから」
「い、いえいえ。そんな意味ではなくて・・
その、、何だか壮太ってどんな子かなと、、気になってて、、」
「あ、そうか。」
杉原は朝日向の案外な答えで少しびっくりした。
でも朝日向らしいと思ってにんまり笑った。
ある意味で朝日向のことは白ガキだと思われた。
「悪くは思わないでくれよ。元々ああいう子ではないんだから」
心の傷が深く残ってるから・・
心の傷を癒せるにはまだ時間が掛かると思うよ。」
「まだ子供なのに心の傷、、ですか・・」
「ああ、この3年前、壮太に悪いことがあってね。」
「悪い事って?」
杉原は少し言い渋ったが話を続けた。
「実は3年前に両親が亡くなってしまって
今は高校生の兄と二人で暮らしているんだよ。」
「そんな・・しかしなぜ二人で住んでるんですか?ご親戚とかは‥」
「それが・・残念ながら皆、面倒を見ないように
お互い押し付けたようだったな。
それを見ていた壮太の兄、雄一ゆういちが自分で壮太と二人で住むと決めたらしいよ。
あいにくその決定に反対した人はいなかったようだな。
で、両親が残した少しのお金と親戚達が少しずっつ支援する条件で
二人暮らしをし始めたんだ。」
「そんな・・・酷い、、ですね・・」
朝日向は大人たちの無責任な行為にむかっとした。
「あの、壮太の両親はどうやって亡くなられたんですか?」
「壮太のお母さん、泉美さんは交通事故でね。
そして泉美さんが亡くなったから1っか月後に
お父さん、奥村さんが亡くなってしまったんだ
、、、自分の命を・・」
「ええっ??」