戦闘開始
鼠乃化身は凄まじい一発を放った後少し怯んでいた。
雪人はその瞬間をねらい、鼠乃化身の尻尾を掴み町の外に投げ飛ばした。
「ハァ、ハァ。とりあえず町から出したけどアイツを殺らないかぎり町はつぶれる。舞華はここにいろ。」
「て、でも、、「待ってろ!」
舞華は意外な雪人の気迫に少し押されつつも頷いた。
「よし。気をつけてろよ。」
「うん。雪人もね。(_ _)」
そして鼠乃化身を追って森に入ろうとしたとき、
「まちな!」
後ろを振り向くとブッキさんが何か持って走ってきた。
「ヤツとやり合うならこれ持ってけ!」
ブッキさんが布に包まれた何かを投げてくれた。
「開いてみろ。」
ゆっくり布を開くと中から槍が出てきた。
槍の矛先が三本に分かれている。
「三叉槍。最高級の槍だ。料金は負けといてやるぜ!だから、必ず殺ってこい。」
雪人は無言で頷くと町を飛び出した。
「ゆきと・・・(・_・、)」
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(あいつ、どこ行った。)
森は思ったより茂っていた。
しかも、相手は小さい。
ガサッガサガサッ
後ろで物音がした。ハッと振り返ると少し開けた所にヤツ(マウスリバース)はいた。
向こうはこちらに気づいていない。
さっきの一撃、食らえば死ぬか運が良くて重傷だ。
一発できめる!
雪人は足音を抑え忍び寄ると近くの木の幹を蹴飛ばし、そのまま加速して鼠乃化身に突っ込んでいった。
相手はこちらに気づいたがもう遅い。
三叉槍を全力で突き出した。
何かに刺さった手応えがあった。
が、しかし。
刺していたのは地面だった。
三叉槍は貫通性が優れているのか地面の深くまで刺さった。
槍は抜けない。
鼠乃化身は槍を紙一重で避け体制を立て直した。
鼠乃化身が体制を立て直すまで、槍を避けてから1秒もたっていない。
(速すぎる・・・)
鼠乃化身は雪人の方を睨み、鼻先を光らせた。
(ダメだ。避けれない。俺は・・死ぬ・・・・舞華、ゴメン。)
目の前が強い光に包まれた。




