~01~
パンクしそうな脳で頑張って書いていきます。
とりあえずの殴り書き状態なので展開が早いと感じたり、文章がおかしいかもしれません。
SFの知識も無いので突っ込みたい気持ちは分かりますが難しく考えないで気楽に読んで頂ければ幸いです。
完結が程遠いですが頑張ろうと思います。
小心者ですが、ご指摘ご感想ありましたら宜しくお願いします。
21世紀中頃。
人類の限界にまで挑んだ新たな最先端科学が幕を開けようとしていた。
「ようやく完成ですね」
「人間の技術もここまで来ましたか。素晴らしい」
一面無機質素材で出来た研究室の一角で白衣を着た男とスーツ姿の男2人がそれを前に話をしている。
白衣の男による解説が始まった。
「この者の目的は主にボディーガードです。これまでに大統領暗殺事件など起きていた事もあり、
人間につくボディーガードが人間では結局は被害者が出てしまいます。
そこで不死身の人造人間をという案が出たのです。強力なボディーは弾丸をも貫かない。
防御率も120%で、場合によっては正当防衛も・・・」
「構わんであろう!国を守ると言うことにも匹敵することだ」
「内蔵されたプログラムのデータはすべて先日打ち上げたA-D2X衛星で管理しています」
そう言うと白衣の男はデスクに向かい、そこにある厳重に何かを保管してあるであろうケースのロックを解除し始めた。
開くとそこには一枚のカードチップがあり、手にとって見せた。
「こちらのキャッチカードを持っていただくことにより、位置確認から周囲の状況、危険度までコイツが受信し対応するシステムです」
「つまり、カードを拠点とした防衛データをこのボディーガードが受信して動いてくれると言う訳か」
「はい」
「もはや怖いものはありませんな」
「うむ。よく研究をしてくれた。おめでとう」
「ありがとうございます」
研究の成功に笑みを交わし硬い握手が結ばれた。
白衣の男の名は田神スン科学博士。
しかし、その頃宇宙空間には異変が起こり始めていた・・・
計算し尽くして打ち上げられている数々の衛星。
だが、長年打ち上げられ続け、スペース・デブリ(宇宙ゴミ)となった残骸がいくつもの偶然で無数に浮かぶ衛星に次々に直撃した。
その欠片がA-D2X衛星を掠めると、無常にも衛星はあっさりと大破し闇の藻屑となってしまう。
完成発表からわずか数時間後の出来事だった。
研究員が管理システムにより、衛星の異変に気づく。
「こ・・・これは!!!なんてことだ!!」
これまでにもロケット打ち上げ失敗や、衛星の作動ミスなどは沢山あった。
人間の手で作るものには狂いも生じる。
しかし、その積み重ねでようやく成功した大プロジェクトに異変が起こってしまうのは一大事である。
誤報であることを信じ、彼はもう一度確認を取り始めた。
「大変だ!!」
その時他の研究員の叫び声が飛び込んで来る。
完成品を監視していた同僚が息を切らしながら駆けつけてきたのだ。
「A-D2Xがいない!!」
やはり誤報ではなかった。
トラブル発生に研究員らは焦りを隠せなかった。
「至急リーダーに報こっ・・・・・・!!?」
研究員の声が止まった。