【プロットタイプ】ひと夏の
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
この大型連休も、肩口の赤みと同じように、何れ消えてしまう。
連休六日目。同居人は、よく食べ、よく動き、よく寝る。という、昔懐かし田舎の子供の生き方をしている。本日も一度は起きたものの、すぐに俺のベッドに潜り込み、二度寝を始めた。
そして今、七時半。パタパタと部屋中を動き始めた。どうやら今は本格的に起床する気らしい。
明るい部屋の中で、パジャマ姿で床に臀を着いていると、肩口がよく見える。アナフィラキシーショックでも起きた様な、肌の赤み。顔だけに広がっていると思っていたのだが、それだけにとどまるものでもないらしい。
「どったのー? 瑠衣たん」
「今日は何処へ行くんだ」
「神社仏閣巡り〜。階段しこたま登る〜」
此処まで健康的な生き方をしているのに、病に侵された様に炎症を起こすのは、何故なのか。人体の不思議の一つである。
「大型連休ってさぁ、不思議な感じがするよね〜。合法的に休んでるから罪悪感はないけど、なんか非日常みたいな」
俺の問い掛けを、休みの感覚に繋げたらしく、独特の思想を述べる。
「凄く幸せなんだけど、一時の夢を見ているみたいな」
一時の夢。連なる休日。昨日と同じ今日を過ごす事のない日々。それ故に、独特の認識に陥る事もあるのだろう。この肩口に広がる斑模様も、ただ一時の夢であれば良いのにな。
「もうすぐ終わっちゃうね、お盆休み。とても幸せだったけれども、何れ終わってしまうのだろうね」
そう言いながら、カレンダーを見る。平日の木曜日を指していた。
朝起きると胸元の斑模様が昨日と違っていた。日によって異なる赤み。広がり方も勿論違う。ストレスが無く、健康的な生き方をしていても、肌は過敏に反応する。
「ところでそれ」
「うん?」
「肩口の」
「あぁ」
どうやら私と同様に、肩口の斑模様が気になったらしい。ただ観察する様にしげしげと眺めている。いやらしさはない。ただ実験動物を見るような、無機的な光があった。
「治らないんだよね。その癖、一周すると跡形もなくなる。この夏の日の様に」
夢として散るだけの存在だよ。
大型連休中の感想。
なんかめっちゃ変な感じ。
合法的に休んでるから、罪悪感は欠片もないけど、『仕事戻ったらあーなんだろー、こーなんだろー』みたいな状態。
日焼け止め塗っても、塗っても焼けてる気がする。
日傘差しても止められない気がする。
肌荒れひでー。
とか思いながら、朝、鏡を見ます。
必ず首周りにアナフィラキシーショックの様な赤みが出るんですよ。しかも昨日と形が違う。
『(´-` )』って。
顔の赤みだけかと思ってたら、首まで来てたので、許す事にしました。ただのホルモン異常だから。
あ、新しく出来た小学校の屋上に、プラネタリウムミニ版がある。