まあるい世界
まあるい世界
モノクロームの中
残像に見える
不思議な世界
まあるい世界に一つだけの花が咲く
誰も知らない
花が咲く
光を連れて旅する旅人が
その花を摘んだ
一筋の眩い光が空へと昇る
幾億の蝶が舞い
旅人と一緒にダンスを踊る
虚空に映る瞳には
朝を迎えて
ビー玉の様に光り輝く
まあるい世界
たくさんの人が生きる世界
名も知らない花は無く
名も知らない生き物は無く
こんなにもたくさんの生き物が生きる
グラデーションが空を染める
鳥が羽ばたく
まあるい世界
不思議な世界
旅人が生きた世界
詩人は綴る
そんな世界を
ふしぎなふしぎな
まあるい世界を……
不思議系の詩となりました。
お読みくださり、ありがとうございました……。