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諦念(再)

いつだって他人が妬ましい。


羨ましくて仕方がないんだ。


俺にないものをみんな持ってる。


この世の全て、俺以外の人間はみんな優れてる。


何もかもが俺にはない。


コンプレックスの塊だ。


どうして俺にだけ何もないんだ?


どうして?


全部持ってるやつが妬ましい。


だけど。


解ってるよ、無いものねだりってことぐらい。


全部虚構だ。


幻を見せられてるし、そんなものはどこにも無い。


わかってる。


わかってるんだ。


だけど諦めきれない。


いつか俺にも、って思っちまう。


そう思うこと自体がもう末期でさ。


このまま何も手に入れられないまま人生が終わるんだろう。


わかってる。


わかってるさ。


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