表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1104/1123

★ep10.『夢千夜』聖母と道化、その支配人 第九夜

小泉が俺の意図を理解しているっていうのは伝わってくる。


「……!」


小泉は睨みつけるように俺を見る。


そんな目で見るなよ。仕方がないんだ。


「ステージの照明が故意に落とされて水森が怪我をしてる。このままじゃライブなんか出来るわけない」


お互いに何をすればいいのか解ってるんだ。


そうだろう?なあ小泉?


「わかってるんだろ?」


俺がそう言うと小泉は後退りしながら首を振る。


「……こんなところで出来る訳ないだろう!?」


小泉は既にステージ衣装を着た状態だ。


確かに、普通に考えたらこんなの正気の沙汰じゃない。


ステージ衣装を着たアイドルとプロデューサーが楽屋で実行していい筈なんてない。


「鍵は閉まってるし、事故のいざこざでスタッフもメンバーも全員向こうに行ってる」


今しかないだろ?と俺は小泉の肩を掴んだ。


「見つかるぞ、絶対……」


小泉の顔は真っ青だった。


まあそうだな。こんなの誰かに見られたらその時点で俺も小泉もおしまいだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ