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ep10.『聖母と道化、その支配人』変身フォーム



「でもこれ、リハーサル用の臨時衣装ですからね」


本番の衣装は必ず間に合わせますから、と八宇さんはにっこりと笑った。


え!?


臨時衣装……!?


はい、と花園リセが微笑む。


「八宇さんがお仕事で作ってらした試作品の白の衣装が何着かあって……そのベースにそれぞれのカラーのリボンやフリルを付け足してグループの衣装にしたものですわ」


続けるように八宇さんもニコニコとしてこう言った。


「本番の衣装が完成するまでに、とりあえずリハーサル用の衣装も用意しとこうっていうのはリセさんのアイデアなんですよっ」


流石リセさんです!と八宇さんはキラキラした目で花園リセを見つめる。


ん?なんかここ意気投合してんのか?まあいいか。


「二人の……いや、由江さんも含めて三人のお陰で衣装は心配しなくていいってことだな!」


俺は改めてメンバーを見る。


中でも一番目を惹くのは水森唯だ。


「よく似合ってるじゃねーか、水森」


俺がそう言うと水森唯は緊張したような表情を見せる。


恥ずかしそうに俯く水森唯に対し、諸星キクコが肩をどんと叩く。


「さあ!アンタがこの“新生スタア☆レモネイド』のセンターなのよ!堂々としてないでどうするのよ!?」


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