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ep10.『聖母と道化、その支配人』助っ人

心の底から安心できるような声。


どうしてだかわからない。だけど鈴木先輩はいつだって俺に優しいんだ。


なぜだか少し泣きたくなるが──────────────なんとか状況を説明する。


俺の話を聞き終わると鈴木先輩はこう言った。


「ちょっと待っとってくれ。後で折り返すけぇ」


3分ほど経ってスマホが鳴る。折り返すにしても早すぎやしないか。


「大丈夫じゃ佐藤。安心せぇ。今、八宇に聞いたんじゃがの、条件さえ整えりゃあ間に合うらしいで」


条件?と思わず俺は聞き返す。


「八宇の技術的には出来るんじゃがの。いかんせん時間が無いじゃろうが。誰か助っ人が二人くらいおりゃあ出来るらしいんじゃが」


助っ人か。しかも二人と来たもんだ。


詳しいことは明日話すことにして一旦通話を切る。


なんとなく活路が見出せた気がする。


とにかく───────────裁縫出来る人間を二人用意さえすれば衣装はどうにかなるってことだよな?



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