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ep10.『聖母と道化、その支配人』リカバリー

「そんな……!じゃあ一体どうすればいいのよ!?」


諸星キクコが両手で頭を抱える。


確かに───────────────現状じゃドンキみたいな量販店でパーティ用のコスプレ服を調達するくらいしか出来ないよな。


俺はもう一度悲惨な状況になった衣装を見た。


鋭利なハサミのようなもので切られている。


切られているだけなら縫うとか、その縫い目をリボンやスパンコールビーズでカモフラージュするって手もあったかもしれない。


けど、この衣装は切り裂かれている上に赤いペンキのようなものがぶち撒けられている。


洗濯だのクリーニングだのが出来るような状況でもないことは誰の目にも明らかだった。


ズタズタにされた上にペンキのような塗料が広範囲に染み込んでるんじゃ修復はほぼ不可能だろう。


じゃあ、どうする?


水森唯の祖父なら自店舗の布地やリボンなんかの資材は提供してくれるだろうけど────────────縫える人間も時間も無いじゃないか。


縫える人間?


そこまで考えてふと、俺はあることを思いついた。


「なあ、水森──────────夢野くるみと連絡って取り合ってるか?」


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