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ep10.『聖母と道化、その支配人』スタァ誕生前夜㊼


「なんでわざわざそんな“いわく付き”のポジションになろうって言うんだよ?」


思わず俺がそうこぼすと小泉はやれやれと言った風にこう答えた。


「だからだろう。他のメンバーはこのポジションをあまりやりたくないんじゃないか?」


それに、と小泉はこう強調した。


「ウィッグ有りのポジションはここだけなんだ。私にとっても都合がいいからな」


まあ確かに。


「そうだよな……ウィッグやカラコン、それと衣装で誤魔化したら誰もセンセェって気付かないかもしれないし───────────」


そうだろう、と小泉も頷く。


「そもそもこの“新生スタア☆レモネイド”の企画そのものが水森唯ありきのものだからな。その他のポジションは盛り上げ役みたいなものじゃないか?」


そういえば小泉にはセンター変更のことはまだ言ってなかったな。


てか、そもそもメンバー間で話し合いやポジションの擦り合わせみたいなことをまだ一回もやっていないんだが。


大丈夫だろうか。俺は一体どうやってこのグループをまとめればいいんだろう?


しかもあと1か月もないんだ。それまでに歌やダンスを仕上げることが出来るのか?


俺の胸は不安とプレッシャーで爆発しそうだ。












小泉の説得には成功したが───────────ここからが一番大変なんじゃないか?


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