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ep10.『聖母と道化、その支配人』スタァ誕生前夜㉝

翌日。


話し合いの結果───────────俺と水森唯は別行動を取ることにしていた。


既に数日経過しているし、少しの時間でも惜しいんだ。


俺と水森唯が一緒に行動してメンバー探しをしてたんじゃ埒があかない。


そこで、だ。


俺の方がスカウトに専念し、水森唯with上野綾featuring諸星キクコが一足先にダンスのレッスンを開始する。


場所は廃業したボーリング場を押さえてあるって話だった。


とにかく別行動して今までの遅れを取り戻すしかないんだ。


水森唯が上野綾や諸星キクコと上手くやれるかってのも心配ではあるが、俺は俺のできることをやるしかない。


昼休憩。


俺は一人である場所に足を運んでいた。


ドアをノックする。


「どうぞ」


いつもの声だ。


ドアを開けるとそこには────────────いつも通りの姿があった。


「……あなたが来るなんて珍しいわね」


何か情報でも掴めたのかしら、と声の主は余裕のある視線で俺を捉える。


保健室探偵こと佐々木七海。


コイツはいつだって俺のことをお見通しなんだな。


佐々木相手に隠し事したって仕方がない。


俺は単刀直入にこう切り出した。


「なあ佐々木─────────────一カ月後にアイドルとしてステージに立ってくれないか?」



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