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12#‥ルンバダの街〜酒と動揺〜

リッツとタツキはルンバダの街に来ていた。

 ここはルンバダの街。リッツとタツキは、あれからこの街に辿り着き宿屋を見つけ荷物をおくと、暗くなるまでにはまだ時間がある為、街の中を見て歩いていた。


「リッツ、いったいこれはどうなってる!?昔はこんなに派手な街じゃなかった」


「そうなの?昔はどんな街だったのかなぁ」


 そうリッツに言われタツキは昔の事を思い出しながら話し出した。


「昔もこの街は賑やかで、旅芸人が立ち寄り芸をみせる酒場はあったが、今のような派手な娯楽施設などはなかった」


 そう言いながらタツキは辺りを見渡し、


「それに建物なども、ここまで派手じゃなかったしな」


「ふ~ん、そっかぁ。ねぇ、そういえばタツキがいた世界って、どんなところなのかなぁ?」


「ん?俺がいた世界か。……この世界に比べ、色々な技術が遥かに進んではいるがその反面、自然は豊かとはいえない」


 タツキは思い出しながら遥か遠へと視線を向けた。


「そうなのかぁ。でも、色々と物が揃っていそうでいいなあ~」


「ああ。確かに便利な物が揃っていた。だが俺のいた世界の奴らは、この世界の住人ほど、心が豊かだとはいえないだろうな」


「そうなんだね。そうだ!話は変わるけど。これからどうするの?」


 リッツにそう言われタツキは街並みをぐるりと見まわし、


「そうだなぁ。ある程度の物は揃ってるし……」


「じゃ、あてがないなら酒場に行きませんか?」


 そうリッツが言うとタツキの顔色が変わり、


「さ、酒場……酒!」


「どうしたの?顔色が悪いみたいだけど。もしかしてタツキってお酒が飲めないのかな?」


「いや全く飲めないわけじゃない。ただ……いや、なんでもない。そうだ、別の場所にしないか?」


 そう言いながらタツキは冷や汗をかいていた。


(ん?タツキって……お酒弱いのかな?それとも、酒癖が悪いとか?何か気になるなぁ)


 そう思いながらリッツはタツキを見つめている。


 タツキはリッツに見つめられ動揺していた。


(この状況で、何か起こるとは思えないが。酔った勢いで、ボロが出るのだけは避けたいしな。前回、この世界に来た時のようにな)

読んでくれてありがとうございますヽ(^o^)


『タツキ。何で急に黙り込んじゃったの?』…by,リッツ


『それは……あっ!それより、今のルンバダの街の特産品ってなんだ?』…by,タツキ


『何かはぐらかされた気がするけど、まぁいいか。特産品かぁ……何だろう?特産品って言えるか分からないけど。ケモ耳カチューシャなら有名だよ!』…by,リッツ


『ケモ耳カチューシャ……って、まさか!それも、前に召喚されたヤツが残していった物なのか?』…by,タツキ


『うん、ただ、作り方を残した物っていうより、落としていった物を見て調べながら作ったらしいよ』…by,リッツ


『そうか。どんなものか見てみたい』…by,タツキ


『へぇータツキって、そういう趣味があったんだぁ』…by,リッツ


『いや、ち、ちが!そんなんじゃ……Σ(゜Д゜;≡;゜д゜)……ミ(ノ_ _)ノ=3 ドテッ』…by,タツキ


『何で動揺してるんだろう?』…by,リッツ


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)

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