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第88話:魔王達の会議



 レイム達が闇の城にいるなか、浮遊する魔王の城では最古の魔王達の会議が行われていた。




 「これは、偶然なのか…可能性は低いと思うが…」レジナインがエマの左の席に座り、たばこ片手に述べていた。



 改めて、会議に参加したメンバーは…大魔王エマ・ラピリオン、3代目紅蓮の魔王デュラベル・ラピリオン、氷結の魔王レナミス、発明の魔王レジナイン・デリバージェン、堕天の魔王リビル、呪縛の魔王ビミルの5人だ。





 「あの島は破壊大司教の所有物だ…そして6つの席のうち破壊の影の力を持つ者がその島を管理していた…そしてその時点では6つの席はうまっていなかったらしい…それはなぜかはわからないが…」エマは自分が持っている情報を頭の中で整理したが、なんせ破壊大司教の情報は魔王に届かないものなのだ…だが魔王と破壊大司教は同等だと言われている…そのことにエマは不満を持っていた。




 そしてあの計画をあの人から伝えられた瞬間からあの破壊大司教は魔王達の標的になった。



 そのことを思い出したエマは机を叩いた。


 「たかが宗教団体がこの魔王と同等だと言われ、図に乗り…そして魔王より上だと勝手に思ったのか知らないがあいつは計画を魔王に流し無理やり従わせるとは…思えば思うほど怒りが込み上げてくる…」とエマはバンバンと机を叩いた。




 「そうだな…エマの気持ちはわかるが…今はあの者の計画だけが唯一の道だ…」レジナインがふぅ~とたばこの煙を吐いた。


 「あいつは3000年前の戦いのあと、もう姿を見せなかったが、今になって我々魔王に計画などとー」




 するとレジナインが言葉を挟んだ。


 「何でだと思う……何であいつは3000年も姿を見せず、今になって我々と繋がったのか…それは考えれば一つしかない…3000年前の戦いではあの破壊の神が目的だと言っていた。そして今は…」その時、レジナインとエマは見つめ合った。



 レジナインの目は答えを導くように光っている。




 「あっ!」エマが大声で叫び、レジナインを指さした。



 「レイム!…3000年前の破壊の神レイムと今の破壊の神レイム……今思うと名前を一緒だけど姿も一緒だ…まさかそれだけで…」エマはちょっと引いていた。




 「まぁ、関係で言えば、3000年前のレイムはあいつにとって実の娘だ…」とたばこをくわえた。




 その瞬間、レジナイン以外の魔王がえぇ~!!と叫んだ。



 「嘘でしょ…じゃああいつは自分の手で娘を殺したということ…」彼らは死の一族であるがそんなに堕ちてはいない…。




 「まぁ、それが真実だ…私も知った時、やばいなと思ったよ…」レジナインは一瞬机を見て、たばこを机に押し付け灰をとった。




 「あの~レジナイン…何で机に灰を…」エマはレジナインを見たが、一瞬目を合わせただけで話を進めた。



 「まぁ、実の娘を殺したと言っても姉妹しかいない私にはわからないよ…」とレジナインは目を閉じた。



 「それだったら私だって一緒だよ……まぁ見た目だとこの中じゃあ末っ子だよね…」そう彼らはもう一人を合わせて6人で死の神に生み出されたので血がつながっているのは本当の本当…。




 まぁ正確には誰が長なのか決めていない…。


 そして何か変な空気が流れた。

 その空気を換えるとめにエマはまとめに入った。


 「じゃあ、これからの行動だが、我々の予想はあいつの狙いは破壊の神で破壊大司教の裏にはあいつがいると予想なので我々も手伝うことにしよう…デスター様にも言われた破壊の神とも同盟を、と言われたからな…そしてさらに情報を手に入れようと思う…まずは破壊の神が向かった死の島へ一人言ってもらう…そして恐らく我々も目標は破壊大司教を崩壊させ、あいつを倒すことにある…これはデスター様の願いでもある…」その理由は、この世界は天と地の勢力で武力は保たれている。




 天界側は領域の守護者6人の神、天界の神達…。



 地界側は死の神が創設した世界七神皇帝…これは天界の神と共通の武力となっている。七人のうち死の一族と他の種族で構成されている。



 今現在は初代の七神皇帝のほとんどが引退という名で抜け、今現在新たに構成を組んでいる。



 そして我々最古の魔王と新世代の魔王達だ…これはある程度の強さを持った者に魔王の紋章が浮かびあがる仕組みでできている…。

 その武力で世界のバランスは保っていたのだ。



 

 そこに現れたのがイレギュラーのあいつだ…そのおかげで破壊大司教が勢力を増し、世界の武力が崩壊し始め、それにより3000年前神々最強の神破壊の神が敗れることなった。

 被害はそれだけで十分だ…そして今、破壊の神が破壊大司教の島に足を踏み入れたことでもう既に大きな流れに乗って、最終的にあいつのもとに破壊の神が前に来る…我々の役目は破壊の神と強気同盟を結びあいつを倒すことだ…きっとうまくいくと思う…」長いまとめとなったが、流れに乗ったらもう戻ることができない…破壊の神レイムは必ずあいつの前につくだろう。



 「そうだね…それまで暇なのは我慢しよう…」レジナインはそう言い、笑みを浮かべた。


 「いいんじゃない…動くときはちゃんと教えてよ…」レミナスは戦うことだけだ。



 「俺も動きがでたらいつでも…」リビルは常闇の夜空を飛び回り、いつも暇潰している。

 「私は情報が入板ら伝えるよ…」ビミルは海にある監獄の所長をしている。



 その塔は最も重い罪を犯したものが収容されている所だ。



 「じゃあ、死の島にはデュラベルが行ってくれるそうだ…頼んだよ…」

 「お任せください…」とお辞儀をした。



 「じゃあ、破壊の神が6つの席の一人を倒すまで他は待機でよろしい…それが完了次第に動きを開始する…」

 そしてエマはストンと座った。



 こうして、魔王達の会議が終了した。






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