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第87話:サーカスピエロ



 「さぁ、始めよう……楽しい楽しい、サーカスをっ!…」道化は最高を笑みを浮かべ、カメラを構えた。




 「どんな力でもこの力なら…」レイムは破壊の翼を展開した。


 負けず嫌いのレイム…その性格は強者ならでわだ。




 あのフラッシュに当たらなければ…でもフラッシュを浴びたロナとソージ達は何もなかった…ということはレイムだけ狙われたということになる。




 

 「じゃあ~行きまっせ~」道化はカメラを構え、シャッターのボタンに触れた。



 その瞬間、レイムは道化の目の前から消えた。



 消えたっ!……。


 道化は周りを見渡した。



 


 ロナとソージ達はただ見ることしかできなかった。





 そこですか……。

 

 すると道化は何かを感じたのか後ろに向かってシャッターを押した。


 また、フラッシュが光った。




 そしてカメラを持つ手の反対の手に、黒く先が鋭い棒を取り出し、後ろに一突きした。



 グシュッ!


 道化は棒を抜き、横へ移動すると驚きの光景が飛び込んできた。

 



 後ろにはレイムが道化に剣を振ろうとしたまま宙に固まっていた。


 「まさか…あのカメラは…」その光景を作り出したのは、あのカメラが原因だろう。





 そして道化はカメラからフレームを取り出した。



 その瞬間、レイムは道化のすぐ横で剣を振り、そして床に転げ落ちた。



 「がはっ…また…何で……」レイムは床に這いつくばり、血を吐いた。



 ロナはまたレイムに駆け寄ろうとしたが、それを止めた…。


 ロナとソージ達はそのカメラの正体を知っているからむやみに近づくことはできない…。




 なぜ、わざと道化が見せたのかは大体わかる……自分の敵ではないということだ…。




 

 するとロナが…右手を前に出し、魔法陣を展開した。


 「舐めてもらっちゃあ、困ります…」




 そしてその魔法陣から破壊の力が放たれ、道化に命中した。


 「ぐはっ…」ピエロは膝をついた。


 後ろからとは……。



 

 今だ…。


 「えぇぇぇいっ!」

 レイムは背をつけたピエロに剣を振り下ろした。




 

 すると一瞬空間が暗くなり、何かが近づく感じがした。



 これは…破壊の影の力…もしかして破壊の影のもう一つの力…。


 空間の中の全てを操れることができる…。




 まさか、このピエロが…。



 

 レイムは危機を感じ、破壊の翼を展開し、自分を囲んだ。



 「ほほう…もう向かってくる力を察知できるようになったのか…」ピエロはまだ余裕の態度だ。

 囲む翼を背中に移動させ、ピエロと目を合わせた。




 「必ず手に入れる力だ……それが分からなければ、その力を手に入れる資格はない……もし、貴様が破壊の神と同等の力を持っているのか知らないけど…こんな所でつまずいてるわけには、レイム達は行かないの………」



 するとレイムの周りに破壊の力が漂い始めた。



 

 レイムの目には微かにあの紋章が浮かび上がっていた。


 その様子を見て、ピエロは急に余裕の表情を崩した。



 

 「来い!破壊の神!」ピエロが本気の表情を見せ、手には黒く先が鋭い棒を持ち、レイムに向けた。


 「はぁぁぁっ!」レイムは左から右に思いっきり剣を振った。





 もうこれはレイムに舐めた代償………これは死んでもおかしくない………。



 手に持つ黒い棒で破壊の剣とぶつかり合ったが、それはほんの一瞬のことでレイムの剣はピエロ目掛けてそのまま進んだ。




 そして破壊の剣をピエロはまともに食らい、その波動で吹っ飛び空間に亀裂が入り、光が差した。

 



 レイムは地面に着地した…。


 「破壊の影の空間の壁が破れました……」


 そして次に別の物が壊れる音がした。




 もしかして城の壁も…。


 それは、正解だった。

 破壊の影の空間が消え、レイム達の目の前には部屋の壁から天井が無くなり外が見えていた。

 



 「本当の城はこんなに古びていたのか…」ソージ達は城を見渡した。




 「ピエロは死んだのか…」周りを見ても、それらしい姿はなかった……。




 「奴が破壊の影の能力者だ……だけどもっと重要なことが………先を進もう…」背中の漆黒の翼が消え、レイムは剣を修めた。




 そしてこれからは破壊の影の空間が消えたことによって進みやすくなったのはよかった。



 「だけどこの城かなり大きいよ…」ソピアが上を見て、そう言いレイム達も上を向き城を見た。


 「外から見た城より何倍も大きい…」あれも破壊の影か…。



 まず、城の先が雲にかかり見えない。

 これは城と言うより要塞でしょ…。


 「これは、相当苦戦する…だけど答えを知らずに引き下がるほどレイムは弱くない…」目には非はなかった。


 「よし、行こうか…」ソージはソピアとサリアの肩を押すように言った。



 「ちゃっちゃと終わらせよう!」レイム達はテンション上げて、次の階に上がる階段を探した。


 

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