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第85話:闇の孤城



 ソージ達は瓦礫から出て、治療をしながらレイム達を待った。


 「さっき黒い光が見えたから、多分レイム工場消滅させたんじゃない…」とソージは呟いた。 


 「あはは、レイムだったらなぁ…」サリアはそう言いながらソージとソピアを手当てをしていた。



 「いたた…あんな衝撃波が発生するなんて…あの火薬普通じゃあないよ…」ソピアは仰向けで寝ていた。


 ソージとソピアは重症ではなく軽傷ですんでいた。


 恐らく、火薬も闇に染まって黒くなっていたのだろう……。


 爆発とともに闇の波動で勢いが増したのか………。



 

 するとソージ達の近くにテレポートの魔法陣が現れた。


 そしてその中からレイムとロナが出てきた。

 

 「ソー兄が言った黒い化け物がいたから工場地帯消滅した…そんな所調査しなくてもあのお城を調べればいいことだし…」レイムはなぜか知らないけど拗ねていた。


 その光景を見て、ソージはロナに質問をした。

 「ロナ…向こうで何かあったのか…」と質問を投げかけるとロナがおどおどした。

 「え~と、簡単に言うとロナの間違いだったよ…そして無駄足だった…レイム様にも話したけどこの件に破壊大司教が関わっているということでその裏には破壊の者達と闇が関わっているという予想をつけたからなるべる情報を見つけようと思ったんです…だけどよく考えたら誰もいない町や工場を探しても多分出てこないと思った……」ロナはレイムにも失態したので今現在言葉遣いがおかしくなっています。



 「というわけで簡単に言えば、レイム達は二手に分かれて町と工場を破壊しただけ…」とレイムが言った。





 そして全員がため息をついた。


 「まぁまぁ、失態は誰にでもあるよ…」とソージは空気を和ませようとした。



 それに続いてソピアとサリアが和ませた。

 

 「じゃあ、ついにあの城へ…」ソージがその城へ指をさした。

 「うん、そうだね…いよいよあの城へ…」レイム達は城へ向かっていった。



 あの城が目的だろう……。




 ここからは闇だ…その膨大な闇にレイム達は足を踏み入れる。




 あの城はレイムの城の位置と似ていてあの垂直の崖を登らないといけないのだが、レイムの城よりかは半分の半分なので、あれよりかは楽だ…。



 「さて、登るかな…ロナ…」レイムがロナに目線を向けた。


 「わかっています…」ロナはレイム達の下に魔法陣を展開した。



 するとその魔法陣が足元にあるという感じになり、その魔法陣が上へ上がり出した。

 レイム達の床が動き出したというイメージだ…。



 その魔法は魔法陣を展開するとその魔法陣が物体に変化にその魔法陣に触れることができる魔法だ。


 



 そして城の入り口にまで上がりあっという間に城の扉の前にいた。



 「よし…行くよ…」レイムは大きな城の扉に手を触れた。



 まるでボス部屋の扉のような大きさを両手で押して扉を開けた。




 そして外からの中は暗くて何も見えなかった。

 レイム達は恐る恐る中へ歩みを進めた。



 

 すると全員が中に入ったことを確認したように扉がバタンと閉まり、壁にかけられているロウソクに火が灯り周りは薄暗いが見えるようになった。



 中の様子はまるで恐怖の館のようなもので壁には蜘蛛の巣がかかり、全体が古びていた。




 そしてレイムはあることに気付いた。


 「ここの構造…おかしい…」とレイムは開けた所にある階段に指をさした。



 ソージ達も周りを見渡した。

 右の通路が先が見えないほど長く、左の通路はすぐ横に通路が曲がり、明らかに城の外観とは違い、下手したらレイムの城より広いかもしれない…。




 レイムの城の一階層は侵入者を上を階に行かせないように術式や罠があちこちにあり、上への道は知っているものだけだ。



 そのようにこの城って言った方がいいのかわからないがこの空間も侵入者を防ぐものがあるということは絶対と予想している。


 

 見るからに不思議な世界だ…。

 この空間を作りだげることができるのは自身が持っている力が強大を表している。

 



 「じゃあどの道から行くか…」ソージは当たりを見渡し、レイムに問い掛けた。



 これではレイムにも決められないんではないかとソピアとサリアは思った。

 「そうだね…レイムはあの階段から進んで行こうよ…」レイムはその光景に少し見とれたのかテンションが上がっていた。



 「あれか…」ソージはさっきレイムが指をさした階段をみた。

 見た感じは十一階層の玉座から十二階層のレイムの部屋の階層を繋ぐ螺旋階段と似ていた。

 



 するとずっと喋んなかったロナが口を開けた。


 「レイム様…この光景はロナ、見覚えがあります…この力は破壊の神の6つの力の一つ破壊の影の力だと思います。その力は影のようにそのものが大きければ大きいほど影が大きくなるというもので力が巨大なほど影は広がり、自分の小さな世界が創造できるものです…その力は物体などに大きく影響を受け、手を触れずに物を動かせることも可能です…」その力が本当なら犯人も絞り込めるがそれは会えばいいことだ…。




 「レイムもその力のこと聞いたことがある…その破壊の影は6つの力で2番目に強い力でその力は別名で地下の世界と呼ばれている…」レイムはいずれ手に入れることになる力のことは本で読んでいた。



 そしてこれから未だ持たない力の中でレイムは進んで行くことになるだろう。

 


 


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