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第71話:守護者たちの意見



 「ベルーナ!聖騎士達はもう領域付近までに近づいているよ…」偵察から帰ってきたシールとピールが聖騎士の現在位置を知らせた。



 「レイム様のご命令は聖騎士は全滅もあり、光の騎士はレイム様とロナとソージ達が相手をするらしいです…」



 「では…聖騎士の担当は誰が…」

 その時、ベルーナとシールとピールの方にロナが歩いてきた。


 「どうしたの…お遊びと言ってもしっかりやらないと……」とロナは言った。


 「あぁ、そうなんだが聖騎士は誰がやるか決めていたんだ…」ベルーナがそう言うとロナもあっそうだと思った顔をした。



 「そうだね……久しぶりの侵入だからと言って……じゃあ全員で話した方がいいのでは……」


 …ということでロナ達は守護神を第一階層に集めた…。


 正直な所、みんなはどう思っているのか……。


 ロナはそれも気になっていた……。


 

 まぁ、誰が守護者の誰が相手でも聖騎士なんて全滅させられるけどね…。





 「と言うことで集まれてもらったのは、レイム様の命令で聖騎士は全て殺していいと言うことだ……。我々の担当は…まずそれぞれの意見を聞きたい……。じゃあリツリから………」



 第一階層の机に9人の守護神達が座り会議をしていた。


 「私はお断りです……」と一言だった。


 リツリははっきりと言うなぁ…。ヤダかぁ……。



 「じゃあシールは…」

 「私もパス…」


 ……何故?……悩むこともなくはっきりと言う…。



 「ピールは…」姉妹だから……答えは多分…。

 「私も遠慮します…」だよねぇ~…。


 何故?…。



 「ディリア…」ディリアはどうだろうなぁ~…なんか暇つぶしにとか…言うかも…。


 気まぐれな性格だが、任務はちゃんとこなすできる男だ…。

 「皆殺しができるのであれば……」


 「うん!…攻めてきたのが悪い………」ロナは勝手に納得した。


 

 「じゃあビリルは…」

 「私は店の事で…」そうか…。


 ん~……なんか遊びを断れているみたいな感じな気分だ……。


 

 「うん…じゃあビー」

 「俺はやります…最近歳のせいか体が鈍くなってきてなぁ…」


 理由がおじいちゃん…。


 そうだな二人で十分かな…だが後の者の意見も……。



 「おけ―、じゃあベルーナ……」


 何だかんだ言って、ベルーナはやるのかなぁ…。

 「私は観戦で…」

 

 え~…そんなことある~。

 観戦て……今日の大半はやる気なしか……。



 「じゃあワ―レスト…」

 「私ハ、ドチラモイイ……」と最強守護者らしくない回答だ…。


 「ダケド光ノ騎士ハ注意スベキ……。アノ結界デハ光ノ神ノ加護ヲ受ケテイル者ナラ軽々ト通レテシマウ………結界ノ強化ヲ提案スル………」と修正を申し出た…。



 「そっそうか……ではまず結界のことだが…ベルーナとピールに任せる!」領域の結界を張ったのは知識豊富のベルーナと守護者の中で魔法最強のピールの役目だ。



 「そうですね…聖騎士だから結界はたしかに甘かったです…」ピールは正直だ。


 「私も同感です…」


 「じゃあ、結界の強化をお願い……そしてロナはレイム様の右腕なる者…決してレイム様の命は取らせない……」ロナの忠誠はワ―レストもわかるように本物でそして強かった。



 「了解した…」ワ―レストはやっぱり他のみんなが気付いていないことでも、彼女の能力解析者で全部お見通しということだ…。




 「では…聖騎士を任せるのはディリアとビーとワ―レストとなった…そして残りの者は観戦だ……。誰にも見られないように―」

 

 するとロナの水晶が反応した。


 誰かから連絡だ…。





 「はい…わかりました…」通話時間は短かった。


 「ソージとソピアは玉座の間にて、サリアは第七階層の闘技場で待機……。観戦者は浮遊する床の上に……」とロナは守護者達に命令を出した。


 

 「では、これにて会議は終了……。そして予想外の事が発生したら観戦も直ちに戦いに参加すると思っておいてくれ……」


 予想外の事はそれよりも強大な敵の存在だ……。


 まぁ、ないとは思うが、舐めてかかると氷結の大地みたいになるだろうからな……。


 いくつかの作戦はワ―レストと立てることにする…。


 こうしてほぼ、戦いの構成の組み立ては完了した…。




 そして、聖騎士はもう少しで領域寸前まで迫ってくる…。


 「レイム様…ほぼ大体の構成は完了しました…聖騎士の相手はディリア、ビー、ワ―レストに決まり、レイム様の命令も全員は納得しました…」とロナは城の屋根にいるレイムに状況を話した。


 「ありがとう…マインドコントロールを突き止めたら、おそらくまた強大な者らしいとレイムは思っている…」ロナはレイムの顔を見ると、悲しげな表情に目は恐れなどがあった。


 レイム様はまだ未熟だ…そんな恐れずに戦える者などこの世にはいない…。

 

 私もかつて恐れながら戦ったことを……。



 マインドコントロールを施したものは、破壊の神が標的…だったらそいつとは必ず顔を合わせて剣を交えることがあるだろう…。


 「その時は…覚悟しろよ……」とレイムはその表情の奥に復讐がそこには存在した。


 

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