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第70話:光の襲撃




 「ピール!今はどうゆう状況だ…」ピールは領域全体に結界を張った。


 この結界は侵入者を防ぐものだが、相手が何者かがわからない現状ではこの結界は無用となる。



 ベルーナはレイムがいない間、皆に命令を出していた。


 大勢の影がこの領域に向かってくるのが確認した…その時点でレイムが決めた防衛態勢に入った。

 

 地上には幻人種、中空には機人種、上空にはドラゴン種が守り、絶対的の壁を作った。



 

 するとレイムとロナが玉座に戻ってきた。


 破壊の玉座には全守護者が集まっていた。


 「レイム様…防衛態勢は完璧でございます…偵察にはシールとピールを出動させてあります」


 「そうか…それであの影は一体何なんだ…」レイムは玉座に座り、少し疲れた感じだった。


 「はい…およそ20万の聖騎士と光の騎士と思われる者が4人と確認しております…」ベルーナは水晶を展開し、レイムに空から見た軍勢を見せた。



 

 「えっ…そんなバカな……ラウル様そのことを知らなかったはず……」とレイムは信じ切れなかった。

 その様子を少し理解させるためにロナが付け加えた。

 「だが、レイム様…この地に侵入したら誰であっても殺すのが当然です……。そのことを考えれば、仕方ないかと…それと及び光の騎士と聖騎士が相手となれば、光属性に耐性を持っている我が軍や守護者の指揮官がいれば、十分かと……。たかが光の騎士や聖騎士に我が最高戦力など前に出す必要もありません……」とロナは説得とレイムの理解のために説明をした。


 「そうだな…それは賛成だが、光の騎士は侮らない方がいいと思うが……」とレイムはロナに忠告をした。

 「……それは、そうですね……では、4人は守護者が相手をすることはどうでしょう…。残りの雑魚は我が軍やドラゴン種、機人種、幻人種で対処しきれます……」


 「うん…じゃあ前に出すものはレイムが決める……では我が軍は必要ない…守護者達で聖騎士は相手しろ…。そして大隊長と副隊長は……」とレイムは考えた時だった。




 「俺達がやるよレイム……」とソージ、ソピア、サリアが挙手をした。

 「ソージ…大丈夫なの……」とロナは問いかけた。


 「あぁ、攻めてきたのが実の親父ならレイムを守るため前に立つのが当たり前だ…」とこの玉座にいる者にその意思の強さを示した。


 その目には強い意志が確かにわかる…それは、ロナにはちゃんとわかっていた。

 「わかった……レイム様よろしいですか……」

 「うん……」


 「ありがとう……」とソージは言った。



 

 「じゃあ、残りの二人は私とロナで相手をするよ……それがいい……口出しは許さん……」


 「承知いたしました……」ロナを含む守護者達は口を揃えて、それを同意した。



 

 「そして問題なのは、なぜ光の神、了解なしに隊長達は………」レイムは異常なことに深く考え込んだ。


 「レイム様…ロナが思うにはマインドコントロール…しかもとても強力な…術式が施されている可能性が……」ロナはそう推測を立てた。


 無断では不可能…そしてディスラクシェント領域に攻めると言うこと自体が……。


 今の状況を考えて、出た答えだ……。



 「その者は誰だか、突き止めることができれば………」

 「いえレイム様…ロナならその術式を解除できます…」とレイムの前に行き、完全な自信があるとロナは言った。


 「わかった…ソージ達が隊長と副長を戦闘不能にするからその後は任せた…」レイムはその自信を信じることにした。


 「承知しました…このロナにお任せください……」


 レイムは笑みを浮かべ、玉座から立ち伝達魔法を唱えた。


 「ディスラクシェントの全ての者達よ…これから始まるのはただのお遊びだ…我々はこんな所で負けることはない…そして必ずマインドコントロール術者をこの手で…」レイムは宣言をした。


 その瞬間、その宣言を聞いた者達が喝采が聞こえた。

 

 「さぁ…行くぞ!……私にとっては初めての侵入者だ………」レイムとロナは笑みを浮かべ、玉座を後にした。

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