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第52話:最古の魔王第一位大魔王エマ・ラピリオン



 紅蓮の魔王が倒れて一日が経った。


 紅蓮の魔王の玉座には、大きいテーブルに縦に一席、左右横に4席ずつあった。



 縦の席にはエマが座り、右の席に3代目紅蓮の魔王デュラベル、新世代大海の魔王リミレル・アーレル一見青髪の少女で海賊のハットを被っている。

 新世代聖樹の魔王シュナ・リアミリティ、そして最後の席は空席だった。



 そして反対側には前の二つの席は空席だった。

 3番目の席に最古の魔王第4位堕天の魔王リビル、青年の姿で背中に黒い翼があった。

 4番目の席には最古の魔王第5位呪縛の魔王ビミル、女性の姿に銀髪の長い髪の女性だった。



 「ひとまず、これで全員か…10人以上いる魔王が私とデュラベルを入れて6人か……だがしかし第2位はいいとして第3位は来られるだろう、まさかあそこから出たくないと……水晶で連絡をとる」とエマは少し躊躇ったが、水晶を展開した。



 そしてテーブルに大きな水晶が置かれ、エマは手をかざした。



 すると椅子に腰かけている白衣を着た女性がたばこのような物を口にしていた。


 髪は黒髪で胸も魔王達の中で一番大きいというレベルだ。年齢はお姉さんくらいの20代くらいだ…。


 「やぁ~エマ~……久しぶりだね~」と明るく声をエマにかけた。


 「レジナイン、何で来ない…」とエマは大声で言った。



 「いや~私も調べものがあったのでなぁ~」と本当なのか嘘なのか、もはや分からなかった。

 昔から気まぐれの奴だ…。


 「へぇ~」とエマは興味がなかった。


 「この件は君たちにも関わっているのだぞ…」とエマにたばこを向けた。



 「じゃあその件というやらを聞いてやろうじゃないか…」とこの集まりの意見も含めて、エマはレジナインの話を聞くことにした…。




 「実はな…第二位の氷結の魔王が復活すると思われる……」それを聞いてこの場は沈黙した。


 「まさか、あいつがか……いいやあり得ない!…あいつはあの大陸で暴れ回ったんだ……あと1000年くらい封印しとけっ!」とエマは氷結の魔王のことを少し良く思っていなかった。

 

 「それと、あいつの繋いでいるのは、破壊不能のあの神器だぞ……この世界であれを引き抜く奴がいるとは限らない……」とエマの話を黙って聞いていたレジナインがその後話し始めた。

 「なるほど…つまり君は……まだあの子とは仲直りができない……封印が解かれたとしてもまた暴れ出すかもと………」とレジナインは少し間を開けた。


 「まったく…見た目の子供だが、頭の中身も子供なのか……。その時は自分自身で直接会いに行って一回攻撃を与えれば、頭冷えると思うが……そうゆうことで私はまだ楽しみがあるからこれでっ…全員揃ったら教えてよっ…じゃあねバイバ~イ」とレジナインは言いたい事を言い、向こうから接続を切ってしまった。


 少しはレジナインの言葉が心に響いたのか…エマは少しの間下を見つめたがすぐに…。


 「じゃあ、二人はいないが我々の先の事と、計画について皆に話す……」とエマは会議を開始した。

 

 


 そして光の国エレクシア領域では貴族たちが聖騎士本部に駆け込んでいた。


 「一刻も早く、破壊の神を滅ぼせ~」とデモをしていた。


 あの最強の魔王を倒したとなれば、さらに破壊の神が強大であるということが人々に印象づけていた。

 人々にはそう印象が刻まれていた。



 そして奥では光の神ラウルと騎士長と副騎士長は話し合っていた。


 「どうする、なぜ突然…」

 「下の騎士長たちにも破壊の神の印象は悪い…ラウル様…」


 ラウルは少し考え、二人に命令を下した。

 「では、直ちにすばやくッ――」

 

 その瞬間だった。

 光が差し込む、窓に黒い影があった。


 「お前はっ……」ラウルはそいつを知っていた。


 そこにいたのはあの道化だった。


 「だめですよ~あなた達はこれからあの破壊の神の領域であるディスラクシェントへ攻め込み、破壊の神を滅ぼすのだ」と告げた。


 その瞬間、3人の目の色が変わった。


 そして「そうだな…」と3人は言い、全ての騎士に突撃命令を下した。



 

 その頃魔王の会議では…。

 「それともう一つ報告なんだが…新世代の魔王が確認がとれている情報で2人だと思っていたが新世代の魔王が誕生していることがわかった。あの人と同じ力を持っていると思われる……」


 「またまた厄介だな……」とエマとその魔王達は対策を考えることにした。


 そして魔王達は同盟を結び、あの方へ戦いを挑むため…。


 そして新たな魔王がレイム達の前へ現れることを…。



 きっかけがきっかけだった…。


 そのきっかけがあまりにも大きすぎて、今世界は震え上げ、流れが確かに動き出した…。



 巨大な流れが世界を飲み込む日が……。



【第一部:第一章】紅蓮の世界-Gurrens World-が完結しました。


ここまで読んでくださりありがとうございます。

序盤から最強の一角の存在と戦うという王道であるものでした。主人公のレイムは最強の力を持ったため、神々が暮らす天界ではなく地上、自分の領域で過ごしてきたという他の神から距離を置かれている状況です。

そして重要となるこのシーズンから世界に蔓延る最強達が動き出す予定です。


次回は、魔王第二位の復活編(ネタバレ)となります。お楽しみに!

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