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第33話:光の騎士の訪問



 レイム達はその戦いのあと、すぐに移動魔法でリーズェル町に戻った。


 クタクタだったレイム達はすぐに宿屋に向かった。




 そして次の日。

 一番早く起きたのは、やっぱりソージだった。


 前回の失敗を反省して2部屋にしてもらった。


 ソピアはレイムと一緒がいいということで一緒のベットに、その横のベットにサリアが寝て、俺は隣の部屋で寝た。


 やっぱり宿屋の人とか誤解されそうだからな。そう思いながら、カーテンを開け、窓を開けた。


 いつもだったら、太陽の光が差し込むが、今日は光が雲で覆っていた。

 「ちょっと曇りか…」空には少し黒い雲が全体にかかっていた。



 すると隣の部屋で物音が聞こえた。

 「この部屋の隣はレイム達の部屋…なんだ朝から…」と部屋の扉を開け、隣の部屋の扉を開けた。


 俺は何か飛んでくるのかと避ける準備をして開けた。


 そしてまたしてもすごい光景を俺は目にしてしまった。

 ベットとベットの隙間から見える2人分の足が出ていた。


 何だ…この状況は……。


 「おい、朝からどうしたんだ」サリアはマイペースに髪を整えていた。


 すると俺に気付き、この状況の訳を話した。 

 「あぁ、夜2人は一緒に寝たでしょ。それでレイムの寝相のせいで、ソピアに抱き着き今でも離れないという状況だ」とサリアは呆れていた。


 「やばぁ、俺じゃあなくて…」

  もし俺がレイムと寝てたら、今頃…。


 ってか…レイムのその何かに抱き着くと言う寝相はどうにかしないとなぁ…。

 ソージは少しほっとしていた。

 「朝から…ソピアも大変だな…」と俺はレイムに抱かれたソピアの光景を見て、そう思った。



 そんな朝を迎えたレイム達は外が騒がしいことに気付いた。


 「聖騎士か…何でこんな所に…」着替えを済ました3人は窓から外を覗いた。

見るとこの宿屋に入っていった。


 そして宿屋の前には人々が集まっていた。


 「こっこの宿屋に入っていったぞ」

 「やっぱり絶対俺達になんか用があるようだな」

 「多分、昨日のことだと思う」とレイムは深刻そうな表情をした。


 「どうしたのレイム…」俺はレイムの表情に違和感を感じた。

 「聖騎士とはあまり話したくなくて…」とレイムはそう呟いた。

 その空気に3人はレイムをじっと見つめた。


 「私は知らないんだけど、3000年前のあの大戦のことを代々言い伝えられていることなんだけど…破壊の神は光の神達を裏切ったということ…」

 「何それ、そんなこと学院で学んだことはないよ」俺達には初耳だった。


 この件は神以外と思っていたが、教会なのでは光の騎士及び聖騎士の間では破壊の神は裏切りの神だと言われている。


 

 すると、コンコンと扉をノックの音が聞こえた。

 「どっ、どうするレイム…」


 そして突然、扉が開けられ、二人の騎士が無言で入ってきた。


 「ちょっと、無言で入ってきたっ!」

 その瞬間、レイムは身の危険を感じ、剣を抜き、二人に襲い掛かった。


 「レイムぅぅぅっ!」ソージはレイムを止めようと手を伸ばした。

 入ってきた二人は驚く素振りも見せなかった。

 

 そしてこの部屋全体が光り出した。

 「まっ、まさか空間移動!最初からこれを…」

 あっという間に光に包まれ、レイム達はどこかに飛ばされてしまった。



 「ここは…」光が消え、白い壁に高い天井、広い空間…。


 「レイムここって…」もちろん光の国出身3人も知っている場所だった。

 「ここは、世界最大国家エレクシア領域・首都エレクシアの中央にそびえ立つエレクシア城及び光の騎士と聖騎士の総本部のエレクシア城の中」


 レイムはこの気配からそう思ったが、4人は初めての場所だった。


 

 

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