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第23話:予想外の襲撃



 この時、敵同士の戦いで2人の間に何かができた。


 「いくぞ…」

 「うん…」

 すぅ~とレイムは息を吸った。


 ここで、動き始めた。

 そしてこの戦いをどうなるかも…巨大な流れが変わるだろう…。


 破壊の神が死んでも…紅蓮の大剣が死んでも……。


 どっちかで世界は進み…そして滅びるだろう。

 


 その瞬間、レイムは思いっきり地面を蹴り、剣に破壊の力を剣に込めた。

フィナはその場から動かず大剣を前に構えた。


 「てぁっ!」

 レイムは右手で剣を振り下ろしたがその大剣は防御もとても硬かった。


 キン!キン!


 レイムは透かさず左下から剣を振り上げ、次は両手で剣を持ち縦に振り下ろした。



 しかしレイムの連撃はやはりフィナには通用しなかった。



 「私に近距離戦の攻撃は通用しない」

 それは、正解だろう…。

 硬い大剣はいくら連撃を叩こうが力がないと崩せるはずがない。


 そして大剣は炎をまとい光を放った。


 この攻撃はまさかこの辺りを火の海に……。

 だったら炎が放たれる前にこの剣で受け止めれば、でも私にできるの…いややってみるしかない。


 レイムは右手で剣を持ち頭の高さまで上げ左手で剣先を乗せた。

大剣を見ると炎が音を立てていた。



 そしてフィナは大剣を振り下ろした。

 するとレイムは一瞬して駆け出し、あっという間にフィナの目の前まで行き、剣を頭の上に出し左手を剣先に添えた。


 キーン!と音とともに紅蓮の力と破壊の力が震えながら周りに散った。


 「ほう、我の攻撃を受け止めたとは」フィナはレイムの剣をじっくりと見た。

 「その剣は簡単には折れないらしい…自分で生み出せる武器の耐久性や鋭さなどはその者力が強く依存する。お前はこれからもっと強くなる」とレイムはその目にどこか懐かしい感じだった。


 そしてフィナは力を抜き、交わっている大剣を自分の方へと寄せた。

 レイムも剣を腰の高さまで降ろした。


 その時、私はその言葉に疑問を持った。

 「なっ、何で敵にそうゆうことを…」レイムは悔しくなった。


 さっきまで戦っていた敵があんなことを言うなんて…。


 「戦いだからと言って私は真剣勝負だと思って戦っていた。だがさっき私の攻撃を止めた時、もう戦いはそこで終わっていた。私の攻撃を受け止められる者なんて魔王様しかいなかったから」

 フィナはそう言い上を見上げた。


 レイムはフィナが何を思って、その言葉を発したのかがわからなかった。



 そしてレイムの見た、その目はとても私には見えない景色を見ているようだった。


 「だから今はお前を殺さないまた別の場所で…」と笑顔で言った。


 レイムの中でフィナという人物が敵という認識から抜けた。


 それは待ち合わせを指定されたような感じだった。




 その時、上の方から光が現れた。

 

 すると無数の光線がレイムとフィナを襲った。

バシュッバシュッ…と激しく地面に当たり砕ける音と鳴りやまない光の音が続いた。


 フィナは上を見て驚いた表情を浮かべた。

 「おい、今は逃げろこれは私の責任だ。待っているぞ天空の城で…」と言いフィナは地面を蹴り上へ行ってしまった。


 フィナが逃げたということは、これは別の誰かの仕業ということか…。


 ソージ達はレイムの方へ走っていった。

 「レイム~大丈夫か」俺達は光線が降り続く中レイムはそのまま光線の雨の中に立っていた。


 だが、討っている者さえ認識は出来なかった。


 そしてロナが防御魔法を張ってくれたおかけで攻撃を受けることもなかった。

 「そんなことよりあれをどうにかしないと」俺はそう言ったが、またしてもソピアとサリアは一緒の物を見ていて俺とは違う所を見ていた。


 「すごいね~メッタ討ちじゃん」と言い防御魔法がかかっている半球の中からそれを見ていた。

そしてサリア先輩も「すごいな。どれだけ力があるんだもう終わってもいいのでは」とこの状況を判断していなかった。


 「あの~魔法攻撃の観察に来たのではないのですよ。ここから一旦離れないと…」

 するとレイムはジャンプで俺の肩を叩いた。


 「大丈夫私に任せて…破壊の力よ全てを貫け!」



 すると魔法陣が無数に現れ光線が飛んでくる方向に向けて放った。

 バシュッバシュッと破壊の力が放たれ、少ししたらその方向から爆発音が聞こえ光線の雨が止んだ。


 「ロナ!移動魔法でリーズェルに戻って…」とレイムは剣を修めた。


 そしてすぐさまロナは移動魔法を唱え、レイム達は光に飲まれた。


 あの攻撃…フィナも予測していない感じだったし、ほかにも誰かが私をいや紅蓮の魔王を…。

 

 だが、レイムが攻撃を放ったことで相手に自分のことを知らせてしまったのかもしれない。


 だからこれから情報も集めていかないといけない。

 そして私達はリーズェル国へと戻った。





 

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