最終話:エピローグ
そこは、不思議な世界だった。レイム達の下にはガラス張りになっていて、下には無数のガラスの中に色と閉じ込めたような球が山になっていた。
向こう側には海があり、その横には高き山があった。
この世界は4つに分けたような世界でその中心には円のテーブルに空席があり、その奥に誰かが座っていた。
向かいの椅子は大きく玉座のような感じだった。
「レイム……」いつの間にか無限の星全員がこの世界に来ていたのだ。
「あぁ……」空席に近づき、椅子に腰かけた。
そこで目にしたのは、玉座に座る白髪のおじさんだった。
――あれッ、どっかで見たことが……。
するとおじさんが口を開いた。
「我は、最高神ゼウスである……」とおじさんの口から衝撃なことを言った。
「ゼウス……で何のようですか……」とレイムは何も驚きはせず、問い掛けた。
「…あぁ、実は君という存在にとあるゲームの真相を話そうと思う……君という存在には大切な話だ……」
「この宇宙が生まれる前に一つの宇宙が存在していた。この宇宙を創造したのは、最強神を含めた6人の神であった。ビックバンで生き残った者達を最古の神々と呼んだ。奴らはわかっていると思うが、最強神の力を欲し、再創生を目指している……最強神である初代破壊の神は今、生きているがどこにいるかは不明だ……そこで我々は、無限の星を見つけ、戦力にすることにした。今はまだ理解できないかと思うが、奴らは他の世界でも大きな被害を出している……もう一つの世界での問題でもなくなってきたのだ。そこで今破壊神レイムを全世界評議会の一つ座を渡す……その名の通り全世界とは言っても管理している世界のみであるが、その全世界の中で10席あるうちの一つをそなたに託す……」最高神ゼウスはそうレイムに言った。
全てを理解することができた。
レイムのもう一つの力である《システム・レイム(もう一人の自分)》のおかげで……。
「あぁ、わかった……のちにその者とも関われることを楽しみにしているぞ。話はそこからだ……我々無限の星は経った今その我々の仲間を果たした……」ゼウスが我々と言ったことをレイムは聞き逃してはいなかった。
デカい組織だと言うことはわかる、そしてその組織も奴らと対する存在……つまりヒーローにあたるのか……。
「では、これで成立だ……さぁ、進むがよい……新たなる光を求めて……」この世界の地平線が光り出した。
レイムは立ち上がり、その光へと進み、その後ろには仲間達を進んで行った。
――戦いは、始まったばかり……。
光を抜けると雲の上を浮遊する地だった。円盤上の人工物であり、周りには柱に囲まれていた。
――そして私達は、突き進むのみ……。
何となく真ん中でレイムは止まり、その横に、その後ろに無限の星は並んだ。
「さぁ皆ッ、もう一人の私のおかげで理解はできたね……」
「あぁ、だが今でも信じられない……」とエマは言ったが、レイムについて行くと決めた。
前列にレジナイン、レミナス、エマ、レイム、ロナ、ソージ、ソピア、サリア、レイス、ザレム、シゼル、ラウル、ジウ
後列にジュウロウ、ワ―レスト、レイン、ビー、ビリル、ベルーナ、ディリア、シール、ピール、リツリ、リビル、ビミルと4代目の加えた全メンバーが並び、全てではないが、理解した。
「だが、我々は進み続けるッ……どんな時でも必ず悪を討つとッ――」とレイムは叫んだ。
「「「「「あぁッ!」」」」」と全員が同時に叫んだ。
その叫びはレイムを信じ、ともに行くという覚悟でもあった。
それを感じたレイムは言った。
「さぁ、約束の時まで……突き進めェェェッ!」
「オォォォォォッ!」
――物語は、始まったばかりである……。
「上からだ……名、無限の星を確認したと……」青年がそう言った。
「オーケー、じゃあヒーローを集めるとするか……」黒髪の少女はそう言った。
その空間には、4人の影があった。
会議室に似ているその壁には、《スペースディファレントワールド》と書いてあった。
「ミウゼレーションを呼んでくれッ、ヒーローたちを集結の時だッ――」
その世界には、少女の姿で強大な力を持ち、悪と戦う者達が存在した。
その少女らを《プリンセス》と呼んだ。
これは、悪に対抗するために様々な世界から《スペースディファレントワールド》通称SDWが決めた人材を集めている。
超人的を超え、最強少女達の最強のチーム……最後の剣を振るのはこの中にいると確信している。
全世界の滅亡を阻止するために、最強ヒーローチームを結成するために今、《ソードラストプリンセス・ザ・インフィニットヒーローズ》計画が開始された。
―完―
『破壊と再生のプリンセス』 -完-
処女作である『破壊と再生のプリンセス』が遂に完結しましたァァァッ!
第一部を最後まで読んでくださった方々には大変感謝を送りたいと思います。
さて、ここで一区切り【第一部:レイム・ザ・スピンオフ】が完結となりますが自分的にはちゃんと思い描いた物語になりました。
第一部はレイムの世界を主に舞台とし、その世界でやることがなくなったから別の世界へということではないですけど、まだまだ出番はあります。
そしてこの先の話になりますが、略称をタイトルにした話が本編の間に投稿します。
第一部やこのあとの第二部もです。気軽に読んでください。
では、書くネタがないので、少し小さなプチ暴露をします!
それは、自分は小説を書く前にするプロットというものを書いたことがなく、それを書けば楽にかけると思いますが、自分の頭の中で考えた方が小説に転写する作業の方が楽ということです。※まぁ、個人的な話。
小説の創作に関してですが、自分は書き溜めなどはしていなく一日に新しく書くということをやっています。
書き止まった時の原因はちゃんと細かく考えられていないと分かっているので、それがないように、最初は最初、中間、終わりが頭に思い浮かぶので、その三つの間に細かい場面を埋めていくというものです。
※投稿が遅くなったら、考えていないんだなと思って下さい。
まぁ、自分でもプロットを書いた方がいいと思うけどどうやって書くのかがわからないという、他人に「は?」と言われるレベルでプロットの立て方を知らない雑魚なのです。
シーズンの最後にボスイベントを毎回入れました。
だから毎回同じような形になってしまったかもしれないですが毎回違うもをを得るのでいいとしましょう。
言いたいことは一様以上となります。
最後に二言『既に出てきたキャラとまだ出てきていないキャラ数は約50%と50%です』
そして『改めてここまで読んでくださり、誠にありがとうございました。第二部の方もよろしければよろしくお願いします!」




