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第194話:最強と未知の戦い…ラグナロク



 瞼の裏に写るのは、レイムが私を投げた時だった。

 その後は覚えていない……。

 フィナが目覚めたのは、レジナインが作り出した空間だった。

 「起きたかフィナ……状況は理解しているひとまず落ち着け……」と起き上がったフィナの肩に手を当て、そう言った。

 そして世界各地で起こったニュウエネルギーの放射は、奴らの狙いだったらしい。

 

 その前の時点では敵がどこにいるのかもわからなく、世界に異変が起きたらすぐに配下を向かわせると……。

 奴らの目的は破壊神を奪還だ。

 「では、皆聞いてくれ……」空間は虹色で見とれてしまうかのような景色の中心に大きな丸いテーブルが位置していた。

 そしてその周りには世界各地に駆け付けた無限の星全メンバーが揃っていた。

 「まず最初に、我が神レイムが捕まった……それと同時に東京市内に7つの魔力を感じている。これはニュウエネルギーの者ではなく、レイムとフィナが遭遇した敵幹部の者だ。その7つにエマ……そして最破達には向かってほしい……状況の確認と指示は私がやる……」とレジナインは指示したそこにはもう既に幹部がいるのだ。

 「ちょっと待ってッ、レイムはどうするのッ!」とエマはレジナインに言った。

 「レイムはそのままでいい……」とレジナインの口から驚く答えが出た。

 「なッ、何で……」その目は理解できないとそう映っていた。

 「それが、レイムが言ったからだ。エマとレミナス、リビル、ビミルとエマの配下たちは東京スカイツリーにて待機だ……わかったな……」

 「くッ……あぁ、了解した……」と言い、エマ達は姿を消した。


 「そして最破だが――」無限の星も7つの場所に数人で向かった。

 相手が幹部の可能性があれば、死ぬかもしれない……。


 だがまだ破壊の力は最破の中から感じる……つまりはレイムは死んではいない……。

 

 大丈夫……私は戻ってくる……。とレイムの声がレジナインの中では今でも響いていた。

 レジナインとロナは現場の指示をし、7つの場所には一つはジュウロウ、一つはワ―レスト、一つはベルーナ、ビー、一つはレイン、ビリル、一つはシール、ピール、一つはリツリ、ディリア、一つはソージ、ソピア、サリアとなった。


 

 ソージ達が向かう場所は今は何故か明かりがついているサッカー場だった。

 ギャラリーから試合場を見ると、一つの影があった。

 「ソー兄……」と後ろからソピアが囁いた。

 「あぁ、いつも通りに行くぞ……」と俺は二人に言った。

 強さは現に最破のレベルには達している。他の最破達から訓練で更に強さは上がっていると自分でも実感している。


 そして今は、レイムのために目の前の敵を討つッ!


 足を芝生へとつき、その女性に近づいた。

 黒髪だがやや桃色に染まった先と桃色の目をしていた。体型は標準で武器は見た所持ってはいなかった。

 「ふぅ~……おッ――」とソージがお前は誰だッと言おうとした瞬間、相手から声がかかった。


 「こんにちは……今夜は月が綺麗ですね……。あなた達が破壊神様の……そうですか……」と敵意など全く感じられず、囁くように声を発している。


 「あなた達はもう覚悟が出来ている……ならば私も計画が破綻しないように前に立ちはだかるのみ……」

 その瞬間、緑色の茎が女性の下から生え、茎の先端に白い下を向いた花が現れた。

 この世界に来て、図書館で様々に読み漁った三人にはわかった。

 

 そして花の中に手を入れ、生きだすと鋭い細剣が現れた。

 恐らく神器級の強度と攻撃力……そして多彩と予想した。

 

 その白く輝き鍔の部分がその花の形を模した細剣をソージ達に向けた。

 「スノードロップ、花言葉はあなたの死を望みます……。さてッ、あの方の配下である世界に存在する12の月の一人、前者・卯月(うづき)”花”の異凛(イリン)……参りますッ!」


 花の力を扱う彼女は12の月の一人と言った。


 世界に存在する12の月は月日のことだろう。

 そして幹部であること、その幹部の一人であること……。


 そしてソージ達も剣を抜き、構えた。

 「俺は、いや俺達はお前を倒すためにここにいるッ!行くぞッ!」

 

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