第192話:突き進む者
家に入って来た者達を全て倒したレイム達はすぐさま全員に伝達した。
そして世界各地にあのニュウエネルギーの反応が出たのであった。レジナインはすぐさま場所をマップに記した。
全部が世界各地バラバラだった。
これは明らかに何かをしようとしているのか、それとも罠なのか……。
―だが、そんなこと考えている暇なんかない。
「私はこの国の反応の場所に行くッ!レジナインは全ての場所に皆を誘導してッ、じゃあッ――」とガラス張りの窓を突き破ぶり、この国で海に面している港の方に反応があった。
「レイムッ!」とレジナインは叫んだが、もうレイムには届かなかった。
ここに残っているのは、私とロナとフィナだ。
「ふぅ~、では全員に告ぐ、計画を指示するッ!奴らを見つけたら、まずは情報聞き出せ、決して油断はするなッ!」
そして無限の星は世界各地の場所に数人で向かうこととなった。
レイムはその方向に破壊の翼で飛んでいると、あれは、島?しかも人口で建物がある。
それが目に見えた今では、ニュウエネルギーの感じられるようになっていた。
その島には兵器があった。
―レジナインが教えてくれた軍事施設か……。
やはりと思うべきか、だが何故バレないのか……。そう思いながらレイムはその島に降り立った。
四角い物体があちこちに置かれて、左右に大きなプロペラが印象の貨物を乗せるヘリがあった。
すると建物から動きが見えた。
レイムはすぐに四角い物体に隠れ、それを様子見た。出てきたのは武装した者達だった。家に来た者達と同様で何かを……。
「はッ――」その者達が運んでいたのは、透明なカプセルの中に浮いている球体でその中には邪悪な力らしいきものがあった。
違う世界から来たレイムにはわかる。あれはあのニュウエネルギーとあの別の何かを混ぜたもの……。
そして護衛の数が圧倒的に多いことからあれは重要なものなのか……。
「レジナイン……あれはッ――」と伝達でレイムの目線を直接レジナインに送った。
「あぁ、恐らくだがあれは奪還しなければいけないものかもしれない……。ニュウエネルギーの解析はもう既に終わっているためあれが何なのか半分はわかる。兵器として強大な力と範囲で爆発する投下物だろう……。まさかとは思うが、この世界を終わらすためではないのか……いや、破壊神に対抗するためッ――」とレジナインが言った瞬間、レイムは四角い物体から動き、剣を抜いた。
「はァァァァァッ!」
―何故、敵が自分を狙っているのかなんて今は関係ないッ!目の前に自分を殺すかもしれない兵器を我が世界を滅ぼすかもしれない兵器があるのに、それを黙って見てることなんてできない。
レイムの叫びで部隊か気付いた。
「なッ――、破壊神を確認ッ!」と胸にある機械にそう言った。
トランシーバーというもの、伝達と同じの機械だ。
「よぉし、死なない程度に打ち込んでやれッ!」と上から声が聞こえた。
そこには真っ黒なスーツを身に纏った男がいた。
「お前、何者だッ!」
「ふッ、知る必要なないね破壊神ッ、さぁ無残に散れッ!」
やっと姿を現した敵、明確にだがあの戦いの者達とは違う……ここからが待ち遠しかった殺し合いの時だッ!




