第191話:日本暮らしで一か月、クリスマス、正月を超えて…
今現在の状況は……。
一様、金はあるので高級マンションという暮らしやすい所に住むこととなった。
その他諸々はレジナインが話してくれた。
この世界のことは粗方理解した。
そしてこの時期は雪が降り、四季で一番最後の冬らしい……。
今の所、てきの動きなどは確認されていない。
この国にはいないのか、世界中にそれはいてこの世界の組織などと繋がり見つかりにくくしているのか……。
色々議論されているが、この世界も無限の星には悪くはなかった。
無限の星が暮らすマンション、そこは、この国の首都東京の中らしい……。だからデカい建物もあり、賑やかなんだな……。
そんなこんなで無限の星がこの世界に来て、一か月が経った。敵を探りながらこの世界の文化を満喫していた。
外は冷たく、中はほんわり暖かい空間……ガラス張りの窓からは高い位置からの良い眺めがこの部屋から見える。
そんな部屋の真ん中にはこたつがあり、レイムは足を入れて、仰向けで漫画を読んでいた。その服装もこの世界に変わっていた。
この前はクリスマスで皆と聖夜を過ごし、数日前に年が明けた。
そして今のレイムは寝正月だった。
「レイム様~」とロナは近づいてきた。マンションにはレジナインとフィナとロナとレイムの三人だ。
他の皆は世界中に散らばり、敵の捜索をしていた。
だが一行に尻尾も掴めない状態だった。
「このままでは、逆にこっちが見つかる可能性が高くあんる一方だ……」とレジナインはこたつに入り、ネットなど電波を辿り世界中の情報を集めている。
「奴らは絶対にこの世界のどこかにいるはずなんだ……」とレイムも起き上がり、そう言った。
現状ではとても苦しい状況だった。
「う~ん……」とレイムは考えた。
―何か、奴らについて情報が、特徴が……。
―んッ、そういえば……。
「あのニュウエネルギーはこの世界にあるのか……」とレイムはレジナインに聞いた。
「はッ――そうかッ!」とレジナインは閃き、宙に半透明のキーボードが現れた。
「この世界には……何だとッ、この世界にはあのエネルギーはないぞッ……」とレジナインは叫んだ。
「んなッ、そんなはずは、あのエネルギーはこっちの世界から来た物じゃないのかッ!」レイムが思っていたのと状況は違っていた。
「じゃあ、一体あのエネルギーはどこから来たの……」
そのエネルギーを辿れば、奴らの居場所がわかると思ったが……。
するとプルルルッ!固定電話が鳴った。
「ふぅ~、少しタイムッ!どこからか電話だ……」とレイムは立ち上がり、固定電話の受話器を上げた。
「もしもし……」と言い、レイムは受話器に耳を傾けた。
「あの~……」と男の声が聞こえた。
少し言葉に間を開け、再び男が話しかけた。
「レイム・レギレスか……」と男はそう言った。
「あッ、はい…そうですけど……」とレイムは答えたがすぐにおかしいと気づいた。
「んッ……何で私の名前をッ」とレイムは聞き返したその時だった。
この家の扉がバンッ!と開いた。
「なッ!」4人は立ち上がった。
―居場所がバレた!だが何故ッ!
「レイムッ!」とレジナインには今何もかも理解した。
するとレジナインの声が無限の星メンバー全員の頭の中に響いた。
「我が拠点の居場所が突き止められた。経った今わかったことだが、世界中であのエネルギ―反応をキャッチしたッ、今からそれをマップに送る直ちにそこに向かい殲滅せよッ!そして何故バレたのか……私のミスだ。相手の探知するキーワード、ニュウエネルギーはこの世界には存在しない……つまりはそのキーワードを使って調べるのは、我々だけだということだ。単純な罠だったが、おかげで奴らから顔を出したんだ……皆無事を祈る……」とここでレジナインの伝達は終了した……。
「レジナインありがとう!だが今はこいつらを片付けるぞッ!」とレイム達は剣を抜き、未知なる相手に向かった。
ちょっと急な展開かもしれないです……。




